天才的な発想と技量のもとに紡がれる物語
- ★★★ Excellent!!!
あまりに面白かったので、最初から最後まで読み通してしまいました。
作り込まれたホラーチックな世界に、一々驚きが付きません。
下書き機能の使い方も斬新ですね。
イザホやマウたちと一緒に、事件の捜査をしている気分になります。
良い人代表のフジマルさんのエピソードは、特に楽しく読ませて頂きました。
フジマルさん好きです。
10年前の事件といい、ターゲットを絵にしておくところといい……犯人にはどんな目的があるのやら。
とにかく不気味で、続きが気になってしょうがないです。
作者様は「とあるゲームをモチーフにしている」と仰っていましたが、だからと言って、作者様の天才的な発想と技量が無ければ、ここまで読み手を惹きつける物語にはならないでしょう。
「コララインとボタンの魔女」という映画がありましたが、それと同じような絵で映像化して欲しいな、と思いました。