主人公と外見、性格がコピーされた魔導人形のガールズトークが仲のよい双子姉妹のようで面白い。しかし、物語の本質はダンジョン攻略モノ。どうやって二人がクエスト……いや、「業務」をこなしていくのかが見どころになります。
日本を牛耳る大企業とオーバーテクノロジー、謎多い上司といろいろ知ってそうなドワーフ。現代と異世界が絶妙に重なり合った、かなり複雑な世界観なのですが、軽快なテンポでサクサクと読めます。
特にコメントはなかったと思いますが、様々な謎は、おそらく作者の前作が関連しているようです。
今後、前作がどう関わってくるのか? それも楽しみですね。
主人公翔子は、交通事故で両親を亡くし、喫茶店を経営する伯母と暮らす女の子。ある日、陥没事故のため職を失ってしまう……。そんな時、実家に謎の地下室を見つけてしまい……。
カラッとした性格で、読んでいて共感のもてる主人公です。そっくりさんのチョコとの会話は見もの。まるで、高校生の女子トークかっ!ってほど軽快なテンポで話すので何度ふふっと来たことか。
さらに、ダンジョンというワクワク要素が!階層に分かれたダンジョン、ドワーフさんに魔法まで。そうそう、ファンタジーってこれだよ!と思わず頷いてしまうストーリー展開です。
レッドアーマーベアのお尻をちょんちょん突くシーンが個人的にはお気に入りです(笑)
続きも楽しみにしています!
みなさんもぜひ、翔子さんたちと冒険の旅に出かけてみてください。