手間がかかるお嬢様の世話は退屈とは無縁である

執事のゼルゼンが仕える貴族令嬢セシリアは好奇心が旺盛過ぎて、思ったらすぐ行動してしまいます。
あれはなんだろう?もしかして!と思ったら、もう体が動いて試さずにはいられない。
そんなちょっと手間のかかるお嬢さまに仕える執事はさぞや大変ではげてくると思いきや、平凡な日常を送ることが退屈で仕方がない。
こんな日々が続くのに耐えられないと思っている彼にとって、平凡ではない(ちょっと疲れる)楽しい日々を与えてくれるお嬢さまの存在はなくてはならないものになっていくのでした。
そんなほのぼのとした日常の雰囲気が軽い筆致で描かれています。