恋はどんな壁でも乗り越えられる、と思う若さを思い出せる。薄紫の香り。

書店で働く若者が恋をしたのは、年齢が12歳以上も離れている。年上の人妻。
どうなるものでもない恋が、ある日、不意に成就する。

恋というだけで、もうピュアな気持ちになれるんですが。
そこに若さと勢いが加わると、もう無敵ですね。

恋はどんな壁でも乗り越えられる、と思う若さは、もう読み手・水ぎわにはありません(笑)。
それでも、かすかにあった昔を思い出せる、ピュアピュアな恋物語です。