最終話 7/23(木)

七月二十三日(木)


 眠る様に死んだ。

 間違えた。

 死んだみたいに眠った。

 目を開けると、目の前に彼氏の寝顔があった。私達は抱き合うようにして寝ていた。奥ではまだ塚本先生が夢の中であるようだった。とりあえず、音の出ないアプリで彼の寝顔を撮る。

 いびきとかうるさくなかったかな?大丈夫かな?乙女としては気になるわ。

 って。もっと気になることがあるんだけど。

 記憶がない!昨晩見た夢の記憶が全くない!ってか、夢、見てなくね!?私、予知能力失ったのかな!?まぁ、人は疲れている時ほど夢を覚えているって言うけど、過度に疲れてると夢を見ないみたいだしね。今朝に限った話かもしれない。分かんないけど。

 でも、私の思考は中断させられた。目の前の寝顔が「んん……」という声を出して目を覚ましたからだった。覚醒しきってない彼の顔に囁く。

「おはよ」

 彼は軽く頬を紅潮させて返した。

「おはよ」

 眠たい声で挨拶されて、ちょっとかなり可愛くて「ゔっ」と言いそうになりながら、ニヤニヤするに必死でとどめた。

 てな感じで、夢に関する思考がまとまらずに悶々としながら朝食会場に行くと、丹羽さんと結衣さんがいた。どうやら朝ご飯は向こうのホテルで食べて来たらしく、丹羽さんはコーヒーを、結衣さんは紅茶を飲んでいた。て言うか、待ってよ。丹羽さんがアルコールの入ってない液体を飲んでるのを初めて見た気がする。

 丹羽さんは結衣さんの前ではパキッとした格好をしたいのかもしれない。白シャツに緩い黒のズボンなんだけど、髪型のせいで前衛的な演劇をやる人みたいだった。結衣さんもお揃いのような格好をしてたんだけど、この人は何着てても綺麗だなー。

 てかペアルックって良いな。今度私達もやろうよ。いや、うん、確かに昨晩の寝巻きはお揃いでしたけどね、そういうことじゃなくて。

 ちなみに塚本先生はその寝巻きの浴衣のままだった。

「ねぇねぇ、次はいつ結婚する?」

「んー、俺らはすぐ再婚できるしなぁ。金木組の動向だけちょっとだけ確認したらまた籍入れようか」

 とかって話をしてた。

「おはようございます」

「おう、おはよう」

「あら、ユメカちゃん!と、彼氏くん。おはよ」

 カズミは今日は水色のシャツに黒い細身のパンツだった。ちなみに私はビビットな緑の袖なしパーカーだ。

 ムツ先生は居なかったけど、ムツ先生以外みんな揃って食卓に着いた。

 そうそう、結衣さんに聞きたかったんだけどさ。

「あの、結衣さんって、いつからこの件に関わってたんですか?」

「んー……最初から」

 ……どこだ。

「例えば、私達に子供がいるとして」

 仮定の話?そう言えば、今その娘さんが丹羽さんの代わりに枯れ椿を切り盛りしてくれてるはずだけど。そんで、丹羽さんには奥さんが今まで結衣さん1人しかいなかったことが判明した今となっては、その娘さんが結衣さんの子供だってのは疑いようがないわけで。ってことは、まるっきり仮の話ってわけでもないような気がするんだけど。

「自販機の前でお金が足りなかったけど、借金取りの息子から奢られるのは嫌がったとしたら、どう?」

 ……それは、その子が居なかったら物語は始まらなかった訳ですけど……え?ウチのクラスの丹羽ちゃんって……あの、私の隣で私の数学の小テストの点数が高くてびっくりしてた女の子って……カズミにジュースを奢られるのを嫌がった女の子って確か……

「ま、例えばの話よ」

 そう言って結衣さんは笑った。何か末恐ろしい人だ。

 まぁ、でもコレは話の枕。本題は別にある。ずっと聞こう聞こうと思って聞けてなかったことが。

「丹羽さん」

「ん?」

「どうして丹羽さんは私が言う夢の話を信じてくれたんですか?」

「ん、信じてなんかないさ。探偵ってのは疑うのが仕事だ」

「こら」

 丹羽さんが結衣さんにどつかれていた。

「男は言葉が少ないから女を怒らせるのよ」

 本当ですよねぇ。

「いや、まぁ、信じてなかったわけじゃないけどな?何で大人の俺らが、子供の夢物語なんか本気にしたんだって聞きたいんだろ?」

「まぁ、そうです」

「子供だろうが大人だろうが、人に信じてほしいって思いや、信じてもらえないだろうなって思う体験がある。探偵のところに来るのなんて、そんな話ばっかりだ。正直、嘘だろと思うことはある。でもな、探偵が信じてるモンってのが1つだけある。何だか分かるかい?」

「……科学的証拠とかですか?」

「そりゃ、警察が信じるモンだ」

 丹羽さん、人差し指でトントンしてみせた。

「自分の脳だよ」

「格好付けんな」

 結構、ポンポンポンポン殴る奥さんなんだな。

「まぁさ、幸田ユメカちゃんの話を聞いて、辻褄を合わせようと考えて、推理して、そういうことが有り得るのか想像してみたんだ。そんでね、俺の脳は、有り得るって判断したんだよ。勿論、物的証拠もあった。小テストの話や、火事の話は塚本に聞いていた。総合的に判断して、今回は俺が動くべきだと思った。女子高生を危険な事件に1人で巻き込むわけにもいかないしね」

「そもそも巻き込む前に解決してやりなさいよ」

 そんなにバシバシやらないであげてください。

「それじゃあ、ちょっと私はお花を手折りに行って参ります」

 ん!本当に上品な女性は「お花を摘みに行ってきます」とすら言わないのか!「たおる」って初めて聞いた動詞だぜ!今度から私も使ってみよ!

 で、結衣さんが席を外したタイミングで、こちらが本題だ、という空気で丹羽さんが聞いて来た。

「そう言えば、幸田ユメカちゃん。今朝は夢を見たかい?」

 どんな夢を見たんだい?じゃなくて、夢を見たかい?っていう、何かを見透かしたような丹羽さんの質問。

「いや、それが……見ませんでした」

「……やはりか」

「……分かってたんですか?」

「うん。まぁね……謎解きはブレックファーストの後でと行こうか。部屋に戻って荷物をまとめて来ると良い。新幹線の時刻も近いしね」

 お、ようやく。探偵が推理をする様だった。


 ホテルの前に集合したのは、私と丹羽さんとカズミ。それから、黄色いシャツに着替えた塚本先生。結衣さんはまた仕事で飛行機に乗るらしかった。お忙しいですね。お疲れ様です。

 小粋なもんで、エラちゃんの執事さんが1人私達のところに来て、車を出してくれた。綺麗なクイーンイングリッシュを話す人で、カズミは普通に会話してた。丹羽さんも英語喋れるっぽかった。良かったね、塚本先生。私という仲間がいて。

 車は5人乗りのちょっと高そうなレンタカーで、真ん中の列の右に丹羽さん、左に塚本先生。後部座席の右にカズミ、左に私。

 新幹線の時間まで微妙にあったから、執事さんに少し観光にも連れて行ってもらえた。折角彼氏と北海道に来たんだからちょっとぐらい遊ばないとね!おじさんも2人いるけど。取っていたホテルの近くの道の駅にはSLがいて、その前で2人で執事さんにツーショットを撮ってもらったりした。へへっ、何気にツーショットは初めてだったんだよね。嬉しい。

 車内でアイスを食べながら空港に向かう。空港の中のお土産屋さんでお揃いのキーホルダーなんか買っちゃって。ジンギスカンのキャラクターなのかな?この子は。勉強合宿に行ってることになってる私にとっては、親に見せられない物が増えていくな。主に写真が。

 空港の横の駅で、カズミとは一旦お別れになった。彼は執事さんに送ってもらって金木組と合流するそうだ。観光の続きを楽しむみたいだけど、ギスギスしないかな?大丈夫かしら?うまくやりなね。

「俺もすぐそっち帰るから。そしたらまた、遊ぼうね」

「うん、またね」

 私達は、駅弁を買って電車に乗り込んだ。3人でボックス席に座る。本当はお父さんお母さんにお土産を買って行ってあげたかったけど、勉強合宿に行っていることになってるから諦めた。将来両親を連れて旅行にでも来よう。

 ここから電車に揺られて、北海道の南端の辺りで新幹線に乗り換えて本州に渡ることになる。北海道自体が広いから、新幹線に乗るまでかなり時間があるんだけど、丹羽さんは新幹線に乗るまで推理を始めるつもりがないようだった。というのもですね、電車に乗った途端寝てしまったんですよ、この人は。昨日の夜寝てないんですかね?結衣さんのホテルに行って……ゔん。お楽しみだったのかな。

 あ、そうだ。丹羽さんが寝てる間に、塚本先生に聞きたいことが1つあったんですがね。

「あの、今朝、丹羽さんと結衣さんが話してたことなんですけど」

「ん?結衣っち?」

 結衣っち。

「俺らはすぐ再婚できる、みたいなことを言っててですね。どういうことかな?って」

「ああ、民法733条だな」

「なんすか?そりは」

「離婚した女性は、離婚後100日間は再婚できないって法律だよ」

「ふーん……なんで女性オンリーなんです?」

「そもそもね、この法律は、離婚した女性が妊娠していることを想定しているのさ」

「ん……妊娠した女性が離婚てすぐに再婚するってことは、女性が浮気してたってことですか?」

「そうとも限らないけどね」

 前の旦那さんとの子供ができたけど別れちゃって、直後に電撃的な出会いをして瞬間的に結ばれるロミオとジュリエットみたいな恋をする。みたいな人がいるのかね。

「それはケースバイケースだろうけど、何にせよ、子供が産まれたら親権を確定しないといけないじゃない?」

「……そうか、前の旦那さんと結婚してる間に妊娠してるけど、新しい旦那さんと結婚してる間に出産したってなったら、誰の子なんだ?ってなりますもんねぇ」

「まぁ、ざっくり言えばそういうことだ。だから、100日は結婚できないってことになってんだよ」

「ふーん、じゃあ、妊娠してない人とか、元夫と再婚する人は対象外だから、丹羽さんたちはいつでも再婚できるんですね」

「うん、まぁ、そういうことさ」

「でも、ちょっと前時代的じゃないですか?早い話、DNA鑑定しちゃえば良いじゃないですか。科学の進歩に頼っちゃいましょうよ」

「まぁ、確かになぁ。でも、血が繋がってるって事実と親権は別物じゃないか?前の夫の子供には絶対にしたくない、みたいなこともあるだろ」

「なるほど、例えば『経済能力のない人に親権を渡したりがないように』みたいな、子供を守るための法律なんですね」

「子供は絶対守らないといけないからね」

 大事。守れなかったら元も子もないんですよ。元が嫌でも子はいるんですから。

「うーん、吉楽くんも言ってたけどさ、理解力は悪くないんだよなぁ」

「え?私がですか?へへっ。でも、政治・経済の成績は酷いですよ?」

「俺が教えてやろうか?俺の授業だったら成績上がるかもしれないだろ」

「え、塚本先生って政治・経済も教えられるんですか?」

「お前はどういうつもりでさっきの質問をしたんだよ……俺はね、社会科教師の免許を持ってるんだよ。だから、政治・経済だけじゃなくて日本史だって世界史だって教えられる」

 なんと!知らなかった……!私は世界史選択なのでね、世界史を教えて欲しいな。無事に卒業したいしね。

「ぜひ、お願いします」

 お母さんに吐いた「勉強合宿」って嘘が、本当の勉強合宿のキッカケになるかもな。

「おうよ、いつでも進路指導室においで」

 そんな塚本先生は、東京に置いた車をどうやって取りに戻ろうかと必死に考えていた。どうしてもこれ以上の出費は避けたいらしく、最終的に教え子の大学生、河西さんに電話を掛けていた。

「あ、全然良いっすよ」

 河西さんは二つ返事で引き受けてくれていた。

「火事の時のお礼、菓子折り買ったのは温水さんだったんで、自分は何もお礼できてなくて、ちょっと気掛かりに思ってたんすよ」

「いや、本当悪いな」

「大丈夫っすよ。駅まで向かえに行きますね」

 電話を終えた塚本先生は、

「持つべきものは教え子だな」

 私の方に向かって笑った。……私も将来、塚本先生と丹羽さんの事件にまた一枚噛んだりしなくちゃいけないんだろうか。この人達はいつまで経ってもこんなことやってそうだしな。結衣さんの苦労が目に浮かぶ。

 ちなみに私はその間、カズミに私の湯上がり美人写真を送ったりしてた。浴衣可愛いだろ。

「同じ浴衣だったよ」

 ……そりゃそうか。

「可愛いね」

 ワンリアクション目はこっち送れよ!そうそう!自分の自撮りの写真の方!ん、これは自撮りじゃないな?自撮りするようなキャラじゃないしな。どうやら組合員の人に撮られたみたいだ。なんだ、アットホームな職場かよ。カズミは組のファミリーには好かれてるみたいだな。素直になって仲直りできると良いけどな。頑張れ。


 爆睡中の丹羽さんを叩き起こして新幹線に乗り換えた後、

「さて」

 丹羽さんが口を開いた。

「俺はさ、一昨日、幸田ユメカちゃんに『あんまり深く考えなくても良い』みたいなこと言ったよね?」

 私はノートをめくる。あった。「でもさ、引っかかるのはさ、ムツ先生の監視の為に飛行機に乗るだけなのに、私に顔向けできないって言うのがさ、ちょっと大袈裟じゃないかなぁって」と、私が疑問を呈した時のことだった。

「今回の現象は、幸田ユメカちゃんの脳味噌が、無意識に考え始めたことによって起こったんだ。つまり、君が意識的に未来を予想して思考し始めたら、予知夢は見えなくなると俺は踏んでた。だから、まだ俺らには君の予知夢が必要だったから、あんまり考えなくて良いってあの時は言ったんだ」

 ……つまり、私は考えたのか。昨日。

「例えば、一実君が真犯人を装わない様に説得した時。例えば、一実君を人質にしようとした時。君はいつだって彼のことになると必死な顔をしてた」

 やだ恥ずかしい。

「君は考えたんだ。必死で思考した。だから、予知夢は見えなくなった」

「ええ、それだったら一生何も考えないで生きていくのに」

「そんなことは出来ないさ」

 塚本先生が横から呑気に口を挟んだ。

「それにな、どうだ?幸田ユメカちゃんには、これだけの潜在能力があることが分かったんだぜ?本気出せばあそこまでくっきり未来を見ることが出来るんだ」

 それは……凄いかも。

「自分はコツコツ努力することが苦手だと思って、それに甘んじてる内には手に出来ないだけの凄い能力だ。きっと君は何だって出来る」

「キャビンアテンダントも?」

「キャビンアテンダントも」

「銀行員も?」

「銀行員も」

 本当に?私って結構凄いんだ。

「君の本質はトライアンドエラーだからさ」

 そして丹羽さんは、冗談めかして言った。

「どうだ?折角だから、探偵とかやってみたくないか?」

「いや、倫理教師は面白いぞ?幸田は俺の授業が面白いと思ってくれてるみたいだしな」

「……今の所、将来の夢はお嫁さんだからなぁ」

「……極道の妻か」

 塚本先生が震える。だから、極道じゃないってばよ。

「別に、お嫁さんと何かを兼業しちゃいけないなんて決まってないんだぜ?」

 居酒屋と探偵を兼業してる人の台詞だから説得力がある。

 まぁ、確かにね。

 今、私の目の前では、私が今まで考えもしなかったぐらい沢山の可能性が手を振ってる訳だ。

 でも、それを掴む為には努力しないといけない。でも丹羽さんは、それこそが私のアイデンティティだって言う。

 まぁ幸い私には勉強の出来る彼氏がいるみたいですし?夏休みはまだまだこれからみたいですし。キッチーが言ってた通り、受験生の天王山ですし。彼が旅行から帰って来たら勉強でも教えてもらって、オックスフォード大学でもハーバード大学でもついて行こう。丹羽さん達が体験したような、特別な大学生活がきっと待ってる。


 カズミが昔、銀行員を志すと決めたこと。その決断が正しかったのかどうかは、銀行員になってみたら分かるんだろう。

 私が今、大学受験をしようと決めたこと。その判断が良かったのかどうかは、大学生になってみれば判るんだろう。あるいは、大学を卒業した後に。

 過去も現在も、未来の自分がどう生きるかでその意味合いを変える。

 そして、未来の自分がどう生きているかは、今の自分がどう生きるかで変わる。

 つまりね、過去も現在も未来も変えられると思うんだ。でも、変えるチャンスは今しかない。だから私は、今この瞬間を頑張ると決めた。


 新幹線が目的地に着いた。

 外に出る。青空を見上げた。

 高い空だ。

 夏の入道雲。

 その上の太陽が眩しくて右手をかざした。前髪に光が当たって、虹色に見えて、六角形の光の欠片が溢れ出してくる。

 左手で、文字で埋め尽くされたノートを抱き締める。1週間ぐらいしか使ってないのに、もうノートはボロボロになっていた。ざっと計算してみたんだけど、10万字ぐらいは書いたんじゃなかろうか。もう、ちょっとコレは手放せない物になっちゃったかもな。帰ったら、今回の件のシメでも書いて、机の上の小さな棚に入れよう。書く頃には過去になっている今を。

 最初の方とか見返すと文章が拙いよね。いや、別に最後の方に向かうにつれて成長してったってこともないんだけどさ。大学ノートだからルビが振りにくかったのはしょうがないんだけどさ、人の名前とかの振り仮名を()に入れてカタカナで書いてみたりさ。一貫性が無くなるのも嫌だったから続けたけどさ。数字が漢数字になってたり算用数字になってたりして安定しないところとかさ。文末もブレてるしさ。不慣れな素人感が否めないよね。いや、別に今のところ小説家とかになるつもりはないから技術なんて無くても構わないんだけどね。

 よし、帰ったらもう1回見返してみよう。今の私が本気で読んだら、まだ気付いてないような伏線にも気付けるかもしれないし。それが私のアイデンティティらしいからね。そんで、日記付けるのは続けよう。10日間でノート1冊使い切っちゃうなら、一生書いたら部屋が埋まりそうだけど。でも、こんなに濃い10日間なんて、もう過ごすことはないかもしれないな。1日につき1ページぐらいで充分かもしれない。


 さて、そんなアイデンティティとひと夏の思い出を引っ提げて。


 私は何を目指すんだろう?

 見て聞いて情報を集めて。

 精査して思考して。

 「お花を摘んで参ります」が「お花を手折って参ります」に変わるような変化を。

 今度は予知夢なんかに頼らずに。

 正夢なんか期待せずに。

 私は私のアイデンティティを信じて。

 自分自身で意識的に、能動的に。

 考えて。

 覚えて。

 学んで。

 噛んで。

 悩んで。

 今、私は___________


 幸田ユメカは未来を夢見る。


           〜終〜

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