皺くちゃの黒い帽子への応援コメント
拝見しました。
随所に皆川亮二作品の影響が色濃く出ていますが、私が大好きなのでまったく問題ありません。逆に帽子の彼が何であるかは「大方、過去に指輪で道を踏み外した犠牲者の成れの果てだろう」と高を括っていたのでラストはなかなか面白かったですね。
あとはもうちょっと敵に魅力があれば…それこそキースシリーズやレッドキャップス、古代の超兵器みたいな格上の強敵が欲しかったこと。
主人公がヒロインと仲良くできない明白な理由(力の使いすぎで余命一年とか)もあったりすれば盛り上がったんじゃないかなと個人的には思います。作品の雰囲気を損ねてしまうかもしれませんけれど。
独特の雰囲気と綺麗にまとまった最後で良い作品だったのではないかと思います。
楽しい時間をありがとうございました。
作者からの返信
コメント、それからレビューまでくださりありがとうございます。
世間知らずなもので、皆川亮二さんの作品は存じ上げないのですが、この小説を書くにあたり参考にした作品は主に二つあります。
一つは、牧野 修さんの小説『MOUSE』。ドラッグ漬けの子供たちが暮らすネバーランドのお話。
もう一つは、PSVitaで発売された『ソウルサクリファイス』です。
自分は昔からゲームが好きで、小説よりもゲームに影響を受けた作品が多いです。ちなみに二つ目の章の『夜と時計台の町』は、『ローズマリーの赤ちゃん』の作者アイラ・レヴィンの『死の接吻』を少し参考にしています。『殺戮のダークファイア』というタイトルは僕が最も尊敬している作家ディーン・クーンツの『戦慄のシャドウファイア』からほぼほぼもらっています。
こういった作品に関する小言を、あとがきとして作品の最後尾に追加しようと思っていたのですが、実際にあとがきを書いてみたら思ったより面白くならなくて、すぐ次の作品の構想も考えなければならなかったのでひとまずやめておきました。
この作品は『パンドラの箱』を題材にしていて、神話では開かれたパンドラの箱から様々な災いが飛び出したものの、最後に残ったエルピスという存在は希望だったと言われています(諸説ありますが)。エルピスという名前はそのままお借りしていますね。この名前にピンときた人は、初めから彼の役割がある程度わかったかもしれません。ちなみに物語に出てくるヴァンは、箱を開けてしまったパンドラの役割を担っています。
いろいろな部分でもっと深く掘り下げられたと思いますが、どんでん返し部門なのでストーリー性を重視したことと、あとはとにかく期間内に完結させたかったので(結があって初めてストーリーが完成する)、少しコンパクトになったかもしれません。とくに秘密結社(実は単純にその単語が使いたかった)の部分はもっといろいろ書けたと思いますが、まあもし書くとしたらまたの機会ということで。
ということで長々と語ってしまいましたが、長編作品を最後まで読んでくださりありがとうございました。少しでも楽しい時間を提供することができたなら幸いでございます。
傲慢な匂いへの応援コメント
茨やノコギリを具現化できる能力にドキドキしました。
リュナがどうして狙われたのか、黒い痕は何なのか気になります!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
一体どういうシステムでそういうものを具現化させているのかは、作者にもわかりません。なったらいいなあと思って書いています(無責任)。
この場面では、ぎりぎりの感じを書きたかったのですね。この作品ではこのぐらいのことは起こるぞ、これぐらいは野蛮だぞ、というのを初めに伝える作者からのメッセージです。
そしてこの一話目は、単にチンピラにからまれたというのではなく、実はのちのち重要な伏線となってきます。この一話目がどう影響するのかは、かなり先のほうまで読み進めないとわからないのですが。
皺くちゃの黒い帽子への応援コメント
大変お待たせして、申し訳ありません。
完読いたしました。
お疲れさまでした。
重厚なファンタジーをありがとうございました。
最後はまた新たな旅路、冒険が始まりそうですね。
心が躍りました。
10万文字、がんばれ、がんばれと心の中で応援していました。
見事、期日までに達成されて、我が事ながら嬉しいです。
あと少し、お互いにベストを尽くしましょう!!
作者からの返信
こんばんは。
最後までお付き合いいただき、そして素敵なレビューまでくださり、ありがとうございます。
更新するたび読んでいただいて、途中からもう尾頭いるかさんに読んでもらうために書いているようなものでした。
最後の2話、物語をどういう形で締めくくるのかは、ぎりぎりまで決まりませんでした。最終的には、自分の「好き」を表現しましたね。こんな暗めの作品を書いているくせに、自分はハッピーエンドが大好きなんです。性格もめちゃめちゃポジティブですしね。
尾頭いるかさんの励ましのおかげで、無事期間中に物語の完結と規定文字数を達成することができました。感謝御礼、魑魅魍魎(?)。
きっと尾頭いるかさんの今後にも、凶悪な顔の黒い帽子が邪悪な笑みを浮かべていると思います。
読んでいただきありがとうございました。
殺戮の業火への応援コメント
う~む……。さかたさんは、予約投稿を使われてると思うんですが……
昨日から最新話の通知が来てないようです。
(そのため訪問するのが、今までより遅くなってます)
他の方でもちょくちょく、このトラブルあるようです。
私は予約システムをいまいち信じていないので、すべて手動でやってますが……
でも寝た後に、真夜中に予約投稿すると夜中読む人に対して効果的かも、と思ってるので悩んでます。
小説の内容と関係ないことで、失礼しました。
作者からの返信
尾頭いるかさん。
いつも読んでいただいてありがとうございます。
システムについては、2話同時に同時刻に予約しておいたのが原因なのか、何回か予約時刻をいじってたのが原因なのかわかりませんが、ちょっとおかしいみたいです。
昨日自分でも17時ちょうどにちゃんとできているか確認していたんですが、なぜか2つ予約したうちの2つめの話だけが先に反映されていました。なんで? と思って何回か行ったり来たりしているとちゃんと1つ目も反映されたんですが。
話を1つ飛ばして読んでしまうとあれなので、数分経ってからお越しいただけると確実かもしれません。
この作品は、あと数日で完結するまで毎日17時に2話もしくは1話を投稿していきます。もしかすると通知が飛ばないかもしれませんが、こちらの手違いがなければその時刻に投稿されるはずです。もし何の音沙汰もなくその時刻に投稿されなかった場合、作者は宇宙に飛び立ってしまったとお考えください(たぶん木星辺りに旅行に行ったんだな)。
長い期間この作品に付き合っていただいて、ありがとうございます。とても大きな励みになっていました。
この物語はあと数日で何かしらの結末を迎えます。その時までお付き合いいただけると幸いです。
尾頭いるかさんもご自身の体と心を気遣いながら、日々楽しく過ごしてください。
編集済
身を裂く痛みへの応援コメント
現実から目を背けて生きる人々……
人ゆえの弱さでもあり、そして誰もがいつか直面する超えなくてはならない試練ですね。
この村でリュナは何を見い出し、そして何を残していくのか。
続きが楽しみです(^^)
◆◆◆
それと、拙作「永遠の箒星」にレビューをお寄せ頂き
ありがとうございます。
沢山のありがたいコメントが綴られていて、本当に嬉しかったです。
この作品を書いてよかった、と思いました。
そして本作をお楽しみ頂けたことが何よりの喜びです。
感謝いたします。
それでは、今後ともよろしくお願いいたします。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
そうですね。人は楽な道を選びたがるものだと思います。今日は疲れたから机に向かわずに寝てしまいたい、と何度思ったことか(?)。
この作品は章ごとにわりと独立して話を作っているのですが、人の死に関するこの箇所は次の最終章にも繋がってくる部分です。
『永遠の箒星』。素晴らしかったです。驚きの展開もありますが、最後は王道を行った感じでした。シホとステラとのやりとりは、涙腺にくるものがありました。
こちらこそ今後ともよろしくお願いいたします。
高らかな鼻歌への応援コメント
「嫌な夢だった。」の前に、一言「寝ましたよ」という地の文が欲しかったです。
急に夢のシーンになったので、ちょっと動揺しました。
読みやすい文章、分かりやすい描写です。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
唐突に夢になった場面ですが、読者さんがそういう違和感を抱くように書かれているのは、ある種作者の狙いです。小説を書く時普段から僕は変則的なリズムやテンポを用いたいと思っています。ただ平坦に淡々と一から十まで説明していく文章では、読者さんの目はただ流れていってしまいます。時折歪な描写や、違和感を抱くような唐突な場面の転換で、そこに目が留まるように意識的にアクセントをつけています。
この作品はとくに抽象的に書いていて、人物や街の風景にあまり具体的な描写をしていなかったり、時折抜け落ちている箇所があったりします。それは、それも含めてこの作品の世界観だと思っているからです(作者がただ面倒くさがりなだけという理由も含まれていますが)。読者さんに優しくない、読者さんの豊かな想像力に依存した作品です。読む人それぞれの世界、色と匂いを感じ取ってもらえたらと思います。
ただあくまでそれは作者の自己満足で、読者さんがどう感じたのかを知るとことができるのは、とても貴重です。また気になる箇所がありましたらいくらでもご指摘いただければと思います。新たな発見が得られて嬉しいです。
読んでいただきありがとうございます。
煌めく宝石への応援コメント
さかたいった様
破魔恭行と申します。
こうしてコメントさせていただくのは初めてですね。
いつも拙作『永遠の箒星』をお読みいただきありがとうございます。
さて、前置きのご挨拶が少し長くなってしまいましたが……(^^;
いつまでも続く夜の街――そこに実はわずかに差し込んでいた太陽の光。
暗闇に覆われていたソレッラの心に、僅かに差し込んだリュナの存在が表現されていてとても良いなと思いました。
リュナとエルピス……まだまだ謎は多いですがいいコンビですね。
今後も楽しみにしております。
作者からの返信
破魔恭行様
こんばんは。『永遠の箒星』楽しく読ませていただいております。
設定に惹かれて読み始めた当初は、ここまでシリアスかつ激しいアクションシーンのある作品とは思っていませんでした。とても深みのある作品。最後まで読ませていただきます。
こちらこそ、いつも当作品をお読みくださりありがとうございます。
実は現時点で、今後の物語の展開がまったく浮かんでおりません。
ですから、私もリュナとエルピスが今後どんな活躍をしていくのか、楽しみです(大丈夫か?)。
今後ともよろしくお願いいたします。
紺色の空への応援コメント
良い雰囲気を醸し出していますね! とても私好みの作風です。
ただ、具体的に結社員が指輪を用いてどんな力を行使可能で、何ができないのか、ここまででハッキリしていない所は少し気になりますが。植物を操る能力とか、召喚とか、限定的なものではなく魔術の類でしょうか?
どのようなミッションが待ち構えているのか、続きを楽しみにしています。
作者からの返信
コメント、それから評価までありがとうございます。
世界観を大事にしているので、そこを見ていただけるととても嬉しいです。
黒尽くめの主人公と、黒い帽子。そのビジュアルイメージを強く持って、主人公の価値観と感覚を通して物語を描いていきます。
ご指摘いただいた通り、特異な力の部分はとてもいい加減です。作者の細かいことを気にしない性格がもろに出ていますね。設定を詰めていくのが苦手で、すぐ見切り発車をしてしまう人間です。あまりにもざっくりしすぎているので、後々直す可能性があります。
実は、これから物語がどう展開していくのか、作者の頭にもほぼありません。いつものことですが、考えながら書いて、書きながら考えています。だから、これからどんな出来事が起こるのか、作者もワクワクしています(なんて無責任な)。
読んでいただきありがとうございます。
傲慢な匂いへの応援コメント
素晴らしいです。
ダークファンタジーの世界観は、一歩間違えれば中二病のようなチープなものになってしまいます。
しかしこの作品は、舞台とキャラの言動のセンスが良いし、さらにそれをしっかりと作者の筆力で描写出来ている。
格好良い作品ですね!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
お褒めいただきとても嬉しいです!
ファンタジーものをあまり書いたことがないのでドキドキしていますが、少し荒廃したようなダークな世界観を保ちつつ、暗すぎない後味の悪くないものを書けたらなと思っています(タイトルはずいぶんと物騒ですが)。
少しずつですが、投稿していきますので、読んでいただけたらとてもありがたいです。
皺くちゃの黒い帽子への応援コメント
読了です。
まるで映画を観ているかの様な作品でした。
活字による表現の可能性というものを改めて感じる事ができました。
特に秀逸なのが、その多彩な表現力。
同じシーンを表現しようとしても、自分には絶対に紡ぎ出せない言葉の奔流に圧倒されてしまいました。
個人的にハッピーエンドの作品が好きなので、序盤の雰囲気から、最後まで読み進めるのが怖かったのですが、その心配はちゃんとエルピスが飲み込んでくれました。
まさかこんな清涼な読後感を味わえるとは思いませんでした。
楽しかったです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
何を書くかもそうですが、それをどう表現し伝えるかというのが大事だと思っているので、表現力についてコメントいただけたことはとても嬉しいです。
あの結末はかなりのご都合主義のような気もしますが(時間が巻き戻って全部元通りという)、やっぱりキャラクターたちに希望を持たせたかったですね。
最終話の「皺くちゃの黒い帽子」というエピソードは、すごく気に入っています。たぶん、3話ぐらい前を書いている時に思いついたエピソードです。思いついた瞬間から、絶対に書こうと思いました。あの店の描写は悪趣味というよりユーモアのつもりで書いています。良い物語の締め方ができたと思っています。
10万文字を越えている長い作品を最後まで読んでいただいて、ありがたいです。少しでも楽しんでいただけたなら幸いです。
読んでいただきありがとうございました。