異世界転生で特殊能力(スキル)を持った中学生が最強冒険者になる話

@Shunono

第2話 冒険者に必要なもの

俺ことウェネスは

これから冒険者支部に向かう。

そこでは試験に受かれば

冒険者になれるという。


ここ10年間で魔法やスキルだけでなく

剣術も身につけた。

そんな修行の中で新しいスキルを身につけた

疑似剣というスキルだ。

このスキルは魔法を使うための魔力を

個体化させることによりできる。

これを普段持つ剣に付与すれば

さらに頑丈な剣ができる。



俺は冒険者になるのが楽しみで

ついつい、飛行魔法を使ってしまっていた。

何事も起きずにただ静かに飛んでいると

下で戦っている人がいた。

俺は気になって下に降りてみると

とても魔獣との戦いに苦戦している

4人の武装した人間だった。

その人たちは、酷い傷を負っていた。

俺がいることに気が付くと

「逃げろー!」と叫んだ

その人たちは冒険者のような

格好をしていた。

俺は初めて魔獣を見て驚いた。

その魔獣は四足歩行で、

しっぽが蛇のようなものになっていた、

「こいつはやばい」

そう判断した俺はただひたすらに

逃げようとした。

そこで俺は思った。

「このまま逃げたら、俺は本当に

立派な冒険者になれるのだろうか」

そんなことを考えてしまった

そうすると「なれないよ」

という声が聞こえた

そう言われた僕は誰とも分からないのに

脊椎反射で

「僕には生き物を殺すことにも

抵抗があるんだ!」

「だからって逃げるの?」

頭の中に直接響いてくるその声は

何故か僕に勇気を与えた。

俺には思い当たる節があった。

そう、スキル第二人格である。

俺は、10年間で3つのスキルだけ使い方が

分からなかった。

その中の1つが第二人格である。

そして今やっと使い方が分かった。

このスキルは俺のやるべきことの道標を

してくれているんだと。

俺は勇気をだしてそのでかい魔獣を

倒そうと、スキルを使った

「神速!」と言いそれと同時に剣を抜き

疑似剣を作成し、そのでかい魔獣の首を

切った。

そして戦っていた冒険者は何が起きたのか

全く理解していなかった、

戦っていた彼らは首を切り落とされた

魔獣を見て、

喜んだ。

「助かったんだ!」

そして戦っていた4人組に俺は話を

聞いた。

「何があったんですか?」

すると4人組の中の1番でかい男の人が

こう答えた。

「俺らも、よく分からないんだ」

「今のはモンスターはAランクドラゴンの

一種で、

ドラゴンの中ではかなり低レベルだそうだ」

「それになんであいつの首が、切れたのかも

俺には分からない」

それに続いて戦っていた女の魔法使いの

ような人が

「とりあえず君みたいな子供が、なんで

こんな森をうろちょろしてんの?」

俺はこう応えた

「冒険者になりに来たんです」

すると彼らは街の方向を教えてくれた

そして近いらしいので歩いて行くとかなり大きな街があった。

この街の名前は、ロイロと言われる

街だそうだ。

俺は賑やかな街を歩きながら

第二人格を使いこなすために訓練をしてた

どうやら、会話をすることが可能らしい。

スキルである、暗算を使って、ラプラスを

完璧に使いこなすことが可能になった。

俺の体の主導権は渡すことは出来ないが

俺の魔力を使えば、後ろからの敵の不意打ち

も避けることが出来るなどとても便利だ。

そんなことを考えていると

冒険者の支部に着いた。

中には色々な人がいて、僕はその中から登録を行うために受付に向かった。

すると受付の女の人が

「見ない方ですね。冒険者登録ですか?」

と言った

「はい、冒険者登録をするために来ました」

「では分かりました。

冒険者登録をするには準備がかかりますので明日、後ほどお伺いください」

「分かりました」と言うと

俺は父さんに貰ったお金で宿を探した

どうやら第二人格が探知とかいうスキル

を、使って宿を探してくれている。

「というか、いちいち第二人格って呼ぶの

めんどくさいなぁ」

というと「じゃあ名前をつけてくれよ」

と急に喋りだしたからびっくりした。

俺は考えた…

「じゃあ、いつも暗算してるから、

ラプラスで」

「分かった、今日から私はラプラスだ」

俺は思った、

口調が女なのか男なのか分からない

いや、性別なんて存在しないから関係ないけど。

そして安くていい宿を見つけると

中に入って、いらっしゃいと

言われたので、「こんばんは」

「宿空いてますか?」

「1名様?」

「1人だよ」

俺はそのあと金を払って

部屋の鍵を渡されたので

そのあと直ぐに部屋に向かって、

ベットに飛び込んだ。

そして明日の試験が楽しみで少し寝るのが

遅くなってしまうのであった



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〈追記〉

ちなみにウェネスが使った神速は

強いドラゴンでも目で捉えるのはできない

そうです。一人称を俺から僕に変えて

しまうことがあるので、ミスがありましたら

教えていただけると幸いです。

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