九谷宗一郎の『変』

作者 宇部 松清

78

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★★ Very Good!!

エピソードタイトルにご注目。「は」→「が」→「の」。
概括的な評価だったのに、その程度が或る特定の状況に高じた事を伺わせる。
最後の「の」は、ネタバレ回避の為に解説はしないが、エピソードを読めば納得である。

何気に日本語を大事にする作者の姿勢が細部に宿った作品。でも、星2つです。何故なら、短編にはMAX2つが信条だからです。

★★★ Excellent!!!

一言で言えば、ホクホク致しました。

主人公である藤沢未蕾ちゃんの「好きな人」は幼なじみの九谷宗一郎くん。
だけれど、「天才」というべき宗一郎はあまりに人気者で、地味な未蕾にとってはすでに眩しい存在になっていた。
一生懸命、「好き」の種類を友情の範囲内に抑えようとしていたのだけれど……。

よかったです。温かい文章で綴られる、するどく繊細な感情描写。
未蕾の「自分をもっと大切にしてよお!」というくらいのこじらせっぷりと、「友達として好き」とでも思わないとやっていられないような悲しみ。
一方で、直接に描写されることのない宗一郎の、内面の切ない想いも言動の端々から見事に伝わってきて……。

読んでいる途中は、レモネードのように甘酸っぱかったですけど、読了後は温かい鯛焼きを食べたかのごとくホクホクしました。

蛇足ですが、歴史好きとしては、「『乱』と『変』の違いってわかるか?」という言葉ににムフフとなりました〜! ムフフ! ムフフ! 『乱』と『変』の違いから、ああいう結論に持っていくなんて! ムフフ!!!

★★★ Excellent!!!

幼馴染がカースト上位にいるがために、「好き」をファンみたいな心理だと思ってやりすごしている主人公。

まあ、この子。鈍いんですけどね(笑)

ラスト、あー、だから特技がっ。えー、だったらもうずっと(によによ)。

怒涛のきゅんが待っています。ぜひ。おすすめの短編です。

★★★ Excellent!!!

変わり者の九谷宗一郎はとても多趣味。そして人気者です。
そんな九谷宗一郎を好きな主人公ですが、自分に自信がなくその気持を隠しています。

1話、2話と読み進め、3話目で全てが回収されていく様がとても心地よかったです。
3話目できっとタイトルに納得するはず☆
読後感の良い作品でした。

★★★ Excellent!!!

変わり者だけれども、人気者の久谷宗一郎と、平々凡々な藤沢未蕾。
年頃になった幼なじみの二人の関係は……?

タイトルにも、章タイトルにもついている『変』。
こういう仕掛け、とっても大好きです! 巧いな~と憧れてしまいます!(≧▽≦)

気になる方は、ぜひ読んで確かめてくださいませ!(*´▽`*)