その笑顔がかわいくて

作者 浅葱 ひな

65

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★★★ Excellent!!!

新型コロナの影響をもろに受けた、学生たち。
とある少年は遅れて始まった学校生活で、一人の少女と出逢った。
彼女に近付きたくて、彼女を驚かせたくて……。
そしてきっと、彼女と仲良くなりたくて。

でも、彼がしたことは“してしまった”ことでした。
相手がどんな気持ちでいるのか、何をされると嬉しくないのか。
それを考えることが、彼からは抜け落ちていたのです。

さあ、彼の想いは届くのか?

ただ甘いだけじゃない、ビターチョコのような苦みを交えた恋物語。
考えることは、相手を思いやることでもある。
人と違う、何かが違うこと。それは、誰もが持っていること。

きっとこれから、少年は大人になっていく。

少年だけではなく、少女の仕草や行動に、あなたはきっときゅんとする。

★★★ Excellent!!!

体験談を視点を変えて妄想を加えたとのことですが、
ノンフィクションでありながら演出をちゃんと加えた映画を見てるみたいでした。

リアリティとか等身大とか、そういうの全部忘れて、
物語として面白いと思います。

そして、文字なんだけど、それを感じさせないほど
2人の挙動が可愛い。

★★★ Excellent!!!

直球勝負といった文体で、実に読みやすかったです。
語られている描写も、微笑ましく微細で分かりやすい。
しかし、この作品がただのラブコメに終わらないのは、きちんと『青春の苦み』を描いているからこそだと思います。
周囲の人の事情、それを気にかけるが故にさらに事情が立て込んで……という、輪をかけていくような展開は実に見事です。
各登場人物の存在感のバランスや、時折入るユーモアあふれる言い回しからも、やはり『青春』というものを感じずにはいられません。

明るくはない、リアルに迫った高校生活。是非ご一読を。

★★★ Excellent!!!

思い出しませんか?

好きな人のまえで、いばったり、バカなことしたり、
青春時代って、ほんとうに不器用ですよね。

そんな、真っ只中の少年がやらかします。
なんどもやらかしながらも、少女に一途で。そこが愛おしい。

この物語は、そんな気持ちをはるか昔に忘れていたかもしれない、大人の人をも、キュンってさせてしまいます。