4話 出会いは突然に
「おぉ〜この店!
すげぇお洒落な服売ってる〜〜」
そう言って目を輝かせているのは、
翔である。
頼むから目立ちすぎないでくれ…
こっちまで恥ずかしいから…
今日は前約束していた通り
お洒落な服を買いに行くため
有名な服屋や
安くていいデザインをしている店が多く存在している
ショッピングセンターの「ベンリースマート」
に来ている
この大型ショッピングモールには
フードコート、映画、ボウリング場、ゲーセンが
並んでおり、同級生はいない方がおかしいので
変な行動を起こさないで欲しいのが本音だ…
「憂!この服なんかどうだ?」
「どれどれ…」
こんなことを俺は行っているが
俺は自分のファッションスタイルにさほど自信を持っていない…上と下を色同じにしないように気をつけ、少し明るめの色を使うくらいだ
「え……」
なんと翔が選んだのは髑髏の模様が入った
黒い服だ。
「どうだ?
かっこいいだろ!」
「あのさぁ…
今まで服どうやって選んでたの?」
「気づいたら部屋にあった!!」
俺もよくファッションは分からないが
とりあえずこんな時は……
「すいませーん
店員さんいませんか〜?」
「はーい!
いかがなされましたか?」
早い、呼んでから来るまでがすごく早い。
「この子に何か合いそうな服ってありますかね?」
「う〜ん
身長結構高めなので…
こういうのは如何でしょうか?」
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いやーすぐ決まった
何か色々なものを勧めてくる
店員はあまり好きではないが
今回の店員は素直に翔に合う服を考えてくれてたな
餅は餅屋に任せろってやつだな。
翔もとても気に入っているようだし、
今度いく時は俺も見てもらおうかな…
「翔、時間かなり余ったし
ボウリングでも行かないか?」
「いいねぇ!
負けた方はジュース1本な!
あれ、ボウリング場って何階だっけ?」
「3階のアクセサリーとか売ってるところの近くじゃないか?」
「あぁ〜なら結構遠いな…」
距離を聞いてから歩くのをやめて座るでない…
と心の中で翔に語りかける
「ん、あれは…?」
フロアの反対側にに茶色っぽいショートの髪で
すごくちっこい女の子が見えた気が…
どうやらフロアの反対側にいる少女も気づいたようだ。
恐らくこちらに向かって手をふっている…
と、ここで電話がかかってきた
ピリリピリリピリリ…と着信音がする。
「もしもし?」
「もしもしゆーちゃん?
今青空君とベンリースマートにいるよね?」
翔お前は名字で呼ばれてるんだな…
本人が知ったら悲しみそうだ…
「あぁ、今からボウリングしに行くんだけど来るか?」
「うん!いいよね?
さっちゃん?」
さっちゃんと言うのは恐らく
新山 沙月 (あらやま さつき)のことだろう
部活はみーと一緒の家庭科部でかなり仲が良い子だと以前みーが話していた。
「もしもしゆーちゃん?
さっちゃんも行きたいらしいから
そっち行ってもいい?」
「分かった。人数多い方が楽しいしな。 」
「翔、
みーと新山も来るらしいぞ」
「え?今から?」
完全にベンチでゆっくり佇んでいた
翔が目をキラキラさせてこちらを見ている…
「おう、みんなで楽しくボウリングだな!」
✄--------------――✂
3ゲームやって合計した得点の平均点が高い人が勝ちでという賭けの元
ボウリングをした結果
翔がみーがいたため緊張したのか
まさかの100点台止まり
俺と新山が
180後半を出していて
みーはと言うと
子供用のサイズのボールと
子供が使う滑り台のものを使ってようやく50点とかなりバラバラなスコアとなった
翔…
めげずに頑張ろうな…
友人視点から送る「恋」への感情 藍色 @YAZUYUZU
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