概要
突拍子もない私のプロポーズに、相手は素っ頓狂な声を上げた。
Wi-Fiもなく充電も切れ、早々にただの金属の板と化したスマートフォンだが、日光に当てるとふいに電源が入って画面が表示されることがある。画面に映し出されるのは未来の出来事──彼の最期ばかりだった。
彼に、妹みたいにしか思われていなくても、この先夫婦らしい関係に一生なれなくても構わない。
ただ、他の誰かに──ましてや彼を死に追いやると決まっている女に奪われるのが、私は我慢ならなかった。
彼に、妹みたいにしか思われていなくても、この先夫婦らしい関係に一生なれなくても構わない。
ただ、他の誰かに──ましてや彼を死に追いやると決まっている女に奪われるのが、私は我慢ならなかった。
小説をご覧いただきありがとうございます。
限定近況ノートでは裏話や設定をお話ししたいと思います。
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