解説的な奴

手帳は基本右にページが進んでいくが縦書きの文章は普通左に読み進める。

A君の手帳を左に(後ろから)読んでみると、


これはもう許されることではない

償いきれないところまで来てしまった

過去から一切成長していないじゃないか

ちゃんと信じるべきだ

なんて僕が間違っていた

こんな奴ら仲間ではなく敵だ

という自分の言葉すら信じ抜くことができていなかった

仲間を信じる

少しでもそんなことするべきではなかった

僕が中途半端で愚かだった

もう全部終わりにしよう

悪い奴は消えるべきだ


A君の仲間に向けた呪詛に様変わりする。


さてさて、

A君は良い奴と最初に言われていたが、しばらくして発見されたA君は良い奴なのだろうか?

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良い奴が消える話 かぶり灰猫 @kaburihaineko

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