高校時代の修学旅行

折り紙くん

修学旅行

 私が卒業した高校は、私立高校である。私立は修学旅行のプログラムが非常に豊富である。だが、私にとっては、その豊富さが非常に嫌だった。だが、今思えば行ってよかったと感じる。

 

 なぜ、修学旅行が嫌だったのか。

 友達がいなかったから。私は人付き合いが不器用で、心を開く人はいなかったんじゃないかな?心の前にあるドアに鍵がかかっている状態、もしくは、心の前にあるドアを他の人が力づくで開けようとしても、私がそれを防いでいる状態だったとも言えるかもしれない。もしくは、自ら開けようとしても勇気が出ない状態。でも誰かに思いを伝えたい。一言で言えば、自分の『心が叫びたがっているんだ(映画)』という感じだった。耳が悪いと、コミュニケーションとりたくないというのも大きいかな。


なんだろうね、家では自分らしくいれるけど、学校では別の偽りの人間になってしまう感覚・・・。


 友達がいないと自由行動が退屈やんか…。更に旅行楽しめないやんか。しかもよぉ。。。滞在日数が長いのよ…。修学旅行の行き先を次の5つから選べて、「沖縄」、「中国」、「韓国」、「ベトナム」、「マレーシア,シンガポール」の中からだ。いずれも4泊5日か5泊6日だ。1つのコースにつき、行ける人数が決められていた。

 みんなにとっては、3年間の中で一番の楽しみの学校行事なんだろうけど、私にとっては、一番地獄な学校行事になる。何度も言う、友達がいないからだ。


 まず、修学旅行行き先希望調査の期間があった。

5つの中から選べと。私は、沖縄を選ぼうとした。なぜなら他のコースよりも1日早く帰ってこれるからw


 しかしながら、父親は、ベトナム、マレーシア・シンガポールのどっちかにしなさいと言う。他のコースはおとなになってから行けるチャンスがあるからと。


 父の助言もあり、私は、第一希望でマレーシア・シンガポールを選び、特に沖縄はだめだと、ベトナムはあまり行きたくないな・・・。ということで第2希望で韓国を選んだ。後々わかったことなのだが、一番人気のあったコースは、マレーシア・シンガポールだった。沖縄が1番人気なかったかな。そこで私は願う。。沖縄になってくれとww


 しかしながら、結局第一希望が通り、行き先が、マレーシア・シンガポールになった。競争率は、2倍だったそうよ・・・。なんでここで運を使うのさww

 

 で、修学旅行の事前準備が始まった。

私がその中で嫌だったのは、グループ分け。はぁ・・・いやだいやだ・・・。どうせ余りになるし・・・。しかも他のクラスの人もいるから特に嫌なんだよねー。無事に決まったから良かったけどー。


 では、とうとう修学旅行がやってきた・・・。うぅ・・。。憂鬱だ。


 しかし、修学旅行のプログラムが終わったあと、その気持ちとは裏腹に、修学旅行の間、人の心の暖かさに触れることができたから良かったなぁって思う。


それに、グループに私を馴染ませるようなアクションを起こす人がいたからというのも大きい。


具体的なエピソードは。

・夜の自由時間でのトランプゲーム

・夕食で同じテーブルの人たちでちょっとしたゲームをやる。

・他のクラスの野球部の人から話しかけてくれた。

・他のクラスの人からのアクションで、「それはちょっと・・・。」と言ったら、

「あ、ごめんねー」と笑顔で言われて謝ってくれた。


一つ一つのエピソードは、とても他愛のないことだと思う。でも普段人と交流しない私にとっては、良い意味で刺激的になった。


・人と交流するってこんなに楽しいことだったのか。

→他の人から見たらそんなの当たり前じゃんって思うかもしれない。でも私にとっては、新たな発見だったんだ。


・他のクラスの人の心の暖かさ。

→私は特進コースで1クラスしかない。けど、別の棟では、進学コースという6つのクラスが存在している。私は、偏見の持ちすぎのせいか、他のクラスの人は偏差値が低いから性格悪い人も多いのではないかと恐れていた。


そんなことないやん。。。めっちゃいい人だらけやん・・・・。自分今までせっまーーい世界で生きてきたんだなと思った。



せっまい視野を広げることができ、この修学旅行は大成功に終わったと言っても過言ではない。


というようなことを「修学旅行のことをスピーチ」するという朝の時間で喋ったとさ。それも嫌だったなぁ・・・・。でもでもそれを喋ったら、好評だったらしいよ。



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高校時代の修学旅行 折り紙くん @ryuhyo3600

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