最終話 永遠の誓い





記念日から月日は流れ、年越しをして春休みの今日、私と未羽君は結婚式の日を迎えた。


結婚式にはいろいろな人が参加してくれた。


この前の6月に結婚式をしたお姉ちゃんと、その旦那さん、ゼミの先生も来てもらって、りんちゃんも招待した。りんちゃんは4月から教師として働くことが決まっていて、そのための準備とかで忙しいはずなのにわざわざ来てくれた。他にも、同僚の先生とか、私と未羽君の親戚にお世話になった人々、たくさんの人々に祝福され、見守られながら、私は未羽君と向き合う。


そして、未羽君と永遠の愛を誓い合った。


これから先、いっぱい大変なことがあるだろう。私はばかだから。仕事とかプライベートで未羽君にいっぱい迷惑をかけてしまうだろう。こんな出来損ないの私を受け入れて、好きって言ってくれて、幸せにしてくれて、出会った時からずっと、私を見放さないでいてくれたこの人を、私は少しでも幸せにしてあげたい。2人で…家族として、これから先、いっぱい幸せを生み出して幸せな日々を過ごしたい。


「未羽君、大好き」

「僕もみなのこと、大好きだよ」

「こんな私を、今まで見放さないでくれてありがとう。こんな出来損ないの私だけど…これからもよろしくお願いします」


いっぱいいっぱい、迷惑をかけた。最初は、苦手な数学、出来なさすぎて死にたい。って思った時もあった。そんな面倒くさい生徒を未羽君は見放さなかった。そんな未羽君に憧れて、教師を目指してからも、教師になってからも、付き合ってからも、一緒に暮らし始めてからも、いっぱい迷惑をかけてしまった。それでも、未羽君はずっと、私の隣にいてくれた。


「みなは出来損ないなんかじゃないよ。目標に向かって頑張れる。すごく、優秀な子だよ。これからも2人でいろいろな目標を達成するために頑張ろうね」

「ありがとう。大好き…」


小声でそう言って私は泣きながら未羽君に顔を向ける。未羽君がそっと私を手繰り寄せて、たくさんのお世話になった人々の前で誓いの口付けを交わした。


これからも、2人でずっと、幸せに生きよう。と言う約束を交わして、私は最高に幸せだった。


「未羽先生…未羽君。これからもよろしくお願いします」


最高の笑顔で未羽君にそう言うと未羽君は私を抱きしめてくれた。


それだけで、これからも、私を見放さないで、ずっと、一緒にいてくれるような気がした。





ここからあとがきです。


完結です。


まず、「先生、なんで私を見捨ててくれないんですか?」を最後まで応援してくださって方々に最大限の感謝を。


あとがきを書くのは初めてで何を書けばいいのかよくわからないので、とりあえず適当に書きたいことを書きます。


本当は、卒業。のタイミングで完結をさせる予定でした。この物語は、主人公が特別なハンデを負ってしまっている苦手分野に挑む物語で、卒業。までは、実話をモチーフに書いていたりします。


なので、卒業。のタイミングで終わるのが筋かと思いましたが、卒業。でハッピーエンドかと言われたらちょっと違う気がして、実習編とその後を書き足す形にしました。


そのため、かなり不定期な更新になってしまい楽しみにしてくださっていた方々には本当に申し訳なかったです。


とりあえず、こうして無事、完結ができてよかったです。


物語は完結しましたが、みなと未羽、2人の物語や、ゆきやりんなど、さまざまな登場人物にはこの後の人生があり、それは物語として語られることはないと思います。もしよければ、最終回の後を想像してみてあげてください。


とりあえず、完結と言う形を迎えましたが、ご要望があったり、作者が書きたい。と思ったら今後、番外編でちょっと書き足したりはするかもしれません。


その時は目を通していただけると嬉しいです。


あとがきは、これくらいにして、「先生、何で私を見捨ててくれないんですか?」を応援してくださりありがとうございました。


もし、私の物語を気に入っていただけたら、感想を聞かせていただいたり、私の他の物語に目を通していただけるとありがたいです。










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先生、なんで私を見捨ててくれないんですか? りゅう @cu180401

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