他人が想像するには余りある、強い感情を持った二人の関係性のお話です

少女と青年の、お互いがいて幸せでありつつもどこか息苦しい、そんな二人の関係性の話です。

少女と青年、それぞれの視点から描写される世界の美しさに惹き込まれ、相手が視界の中心にいる感覚に尊さを感じ、可愛らしさや格好良さといった人としての魅力に悶絶し、そして溢れんばかりの相手への愛に打ちのめされました。

読み進めればどんどん強く明らかになっていく二人の感情、結末への期待と不安は、今年一番と言って良いくらい心が揺さぶられました。

すべての人にハマると断言はできませんが、私のように輪廻転生やループもの、狭い世界で暮らす二人など『他人が想像するには余りある、強い感情を持った二人の関係性』が好きな人には特に読んでみてもらいたいお話です。

命とは、幸せとは、永遠の愛とはーーー
読み終わったあとにもう一度考えさせられる感動の一作です。

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