不具合のある自動通勤システム(140字小説)

塩塩塩

不具合のある自動通勤システム

出社すると同僚の男の声がした「言葉は相手との距離感です。

自宅に敬語を使えば自宅と距離ができ、会社にフランクな言葉を使えば会社との距離は縮まる。

私はそれを利用し自動通勤を考案したのですが…」

言葉とは裏腹に男の本心は自宅に留まりたかった為、出社したのは長く伸びた男の口先だけだった。

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不具合のある自動通勤システム(140字小説) 塩塩塩 @s-d-i-t

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