第5話 あとがき



 “17年越しのラブレター”を最後まで読んで

くださった方、拙い素人の作品にも関わらず

ありがとうございました。


 実はこの作品は、登場人物の名前とタイムマシンのくだりを除いてはほぼノンフィクションです。

 主人公達の名前もお互いの名前を入れ替えてもじった名前だったりします。


 この作品を気に入ってくれる人がいて、色んな人の目に留まっていってくれたら、嬉しく思います。

 この作品には、ただの読みもので終わって

欲しくないという思惑があるんです。


 実はこの作品、タイトル通りの

”17年越しのラブレター”なんです。


 私自身、作中の主人公と同じく、言いたくても

言えない、抑え込んでいる想いがあるのですが、

作中に登場した、カラオケに行った話の時に、

子供達と彼女と、家族みたいに遊んだ時に、

どうしようもない気持ちになってしまいました。

 少しでもどこかに吐き出したい気持ちで、今回の

作品を書きました。


 現実の世界ではタイムマシンなんてできて

いないので、その代わりに、この物語を書くことを

思いつきました。


 作中、第四章に不自然に出てくる、

to から from までの文章は、私が彼女に送る

本来なら言えないはずのラブレターです。


 もし彼女の目に触れるくらいに広まってくれたら、この作品が私にとってのタイムマシンになって

くれる事を願っています。



「もし、あなたにこの物語が届いたとき、

 もし、あなたが私の想いを聴きとめる準備が

 できたなら、この作品の事を教えてください。

 『すごくいい話を見つけたから読んでみて』

 と教えてください。


 『勇気のない俺はきっとまだ、

  “兄妹みたいな親友”をやっています。』


 どうにもならないかもしれないけど、

 その時は今度こそ、

 あなたに本当の私の気持ちを伝えます。


 どんなに嬉しいことがあっても、

 どんなに辛いことがあっても、

 あの頃のように、あなたと共感していたかった。


 どんなに他の誰かを好きになろうとしても、

 どんなに自分を騙そうとしても、

 もうあなたのことしか見えなくなっていた。


 あの時の事を後悔してます。

 引き止めていればよかった。

 そうしていたら、

 こんなにずっと苦しんで過ごすこともなかった

 かもしれない。


 いつもちゃんと言えなくてごめん。


 本当は今でも、

 いつでも、


 あなたの事が大好きです。


 」



 長々と自分の事ばかり書いてしまいましたが、

あとがきもそろそろ終わりにします。


 この作品が、どこかで誰かの後押しができたら

嬉しくおもいます。


 もし、“この人は自分の運命の人だ”と思える

くらい大好きな人に出逢えたら、絶対に臆病に

ならないでください。

 後にも先にも、

生涯で1番と言えるくらい、

一生をかけて本当に愛し続けられるのは、

きっとその人ひとりだけです。


 少しでも私の作品に共感していただけたなら、

私のような失敗はしないでくださいね。


 思ったよりも長めの作品になってしまいましたが、最後まで読んでいただいた方、ありがとうございます。

 少しでも楽しんで頂けた方がいたなら、

幸いに思います。

 本当にありがとうございました。


from y

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17年越しのラブレター 柏屋 纒 @kashiwayamatoi

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