主人公、家族を知った
一話を少し書き直したので、よければまた読み直してください。
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しばらくたってから―――
なんてこった………
僕の家族はある小説での主人公と結構関わってくる一家だ。なぜなら、スカーレットがヒロインなんだから…… ただ、そうだとすると僕が聞いた単語には間違いがある。
僕らの母親ヘレン・ヴァレンタインは母親だが、義理の母親。スカーレットも、もちろん僕も血のつながっていない養子だ(ヘレンは現在、20歳だ)。
僕が父親と思っていたグランはヘレンの叔父だという。(こっちは年まではわからなかった)
そして、僕の姉にあたるスカーレット・ヴァレンタイン…彼女はある孤児院から引き取ってきたらしい。
ちなみに僕は5歳児だ。……多分。
しかし、ここがスカーレットの作品ならもう1人ヒロインが居るはず。
ぶっちゃけ、妹が出てくるはずだ。確か、彼女も孤児院から引き取られる。
本来、僕は存在しない。確か、このポジションはいなかった……はず。主人公はいるとすれば普通の村人だったかな?記憶が曖昧だ…
序盤はもう読んでないし、確かこの作品2ヶ月以上更新されてないから、しばらく別作品にはしってたのが原因か…
今は何もできないし、しばらくは自分の能力の確認をしておくか…
僕が書いていた小説の主人公の能力は主に3つ、1つは錬金術、次に武術、最後に種族だ。
ステータスはあったりなかったりしてるので今の僕が鑑定みたいな力を使えるかは分からないが、僕の設定ではなく、この世界の方の設定ならないはずだ。だから僕が執筆した能力がどこまで使えるのかは分からない。
だけど、現在真夜中、家族全員寝ているが、念の為近くの森に入っている。
5歳児がどうやってとか疑問に思っているだろうけど、現在の僕の姿は5歳児ではなく、どこか女性的な顔や体を持つ12歳くらいの少年だった。
黒髪は長いのでポニーテールのようにまとめた。服は適当に作った、錬金術師だからね。
そして何よりこんな体にしたのも錬金術でだ。
成長促進、簡単に説明すると、錬金術師のこの体はただの人間の体ではなく地球で作った体(ホムンクルスにようなもの)に転生前の錬金術師の体全てを使った血液というより賢者の石を液状にしたものに近いものをホムンクルスに注ぐ事でそのホムンクルスに入る事で体を作り替え、さらに、そのホムンクルスの体に転生の術式を組み込む事で異世界へ転生できる。そういう設定にしていた。
だから、僕の体は錬金術を使って成長させることも簡単にできるという訳だ。
さて、とりあえずは音を出さないよう結界でもはっておくか、いや、音だけだとあとが怖いし、見た目はいつもと変わらないように写しておこう。
……どれもこれも錬金術だけどね、錬金術様々だな――
最強主人公(作者は僕)はやはり色々と巻き込まれる。〜複数の設定をもった主人公は様々な小説のキャラにひっぱりだこ〜 狂歌殺鬼 @kyoukasatuki
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