最強主人公(作者は僕)はやはり色々と巻き込まれる。〜複数の設定をもった主人公は様々な小説のキャラにひっぱりだこ〜

狂歌殺鬼

主人公、転生する

ちょっと書き直しました

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僕は上村柚貴、趣味でWeb小説サイトで小説を投稿したり、読んだりするオタクな一般男子高校生だ。

そんな僕は学校帰りにスマホを操作していたら、そのサイトからメールがきていた。

中身はアンケートだったので回答し、送り、家に帰ってやる事やって寝て、起きたら……


赤ん坊になっていたってどういうことっ!







これって転生…だよね。


僕は今生まれたばかりなのか目がかすんで見えないが、家の中に居ることは分かった。

しばらくして、目が慣れたら、作りは古いけど、豪華そうな部屋に居るな…僕。

よく観察すると僕自身はかごみたいなものに入れられていた。


何、僕っていらない子なのか……それとも……


そんなふうに考えていると廊下が騒がしい。

この家の人かな?と疑問に思っていると人が入ってきた。

最初に入ったのはえらく美人な女性だった。

(……?)

その後に入ってきたのはマッチョとは言わないまでもそこそこ鍛えてるであろうダンディな男だ。

(なんか仲良さそう……親子……いや、夫婦か?)

来訪者はまだいた。

子供だ。

まだ小さいが将来美人になるだろうと分かるほど顔が整っている。

(娘かな?)

最後に数人のメイドらしい人達が慌てた様子入室してきた。

(メイド……しかも、デザインがかなり古いし、喋ってる言葉も分からない…こりゃ確定だな)


ここは異世界、僕は異世界転生したらしい。

え〜、寝て起きたら、異世界に転生するってある?




―――ん?これは……

僕の視界の隅にメールのアイコンがあった。

手が使えないからじぃっと見ていたら……


ピコン


開いた。とりあえず、読んでみよう。



『パンパカパーン!おっめでとうございま〜す!

私は地球を管理している者です。あなた達が神と呼んでいるのが私です。

さて、いきなり転生して混乱してるかもしれませんが、落ち着いて見てください。

まず、あなたに届いたWeb小説サイトからのメールは私が送りました。転生した理由は単刀直入に言いましょう、あなたの回答を見た結果、あなたが対象に選ばれました。

その世界はあなたが回答した内容が反映された世界です。最後の質問で、好きな作品を好きなだけ書く欄にあなたはたくさん書いていたから、その複数の物語の設定がその世界にはあるのでかなり大変なので頑張ってくださいねww。



追伸:

そうそう、あなたの体もあなたの投稿していた主人公らの設定や考えてた設定を参考にした体ですのでかなりのチートキャラになってると思いますよwww。それから、あなたの物語に出てくる一部のキャラもいるので探すなり、放っておくなり好きにしてくださいw。』



……えーと、ツッコミどころ満載だが、僕は僕で主人公になったみたいだ。







しばらくして、赤ん坊の体にも慣れた頃、僕は既に異世界の言語を理解していた。

それはいいとして、最初に部屋に来た人達のことが分かった。

はじめに入ってきた美人な女性はヘレンというらしい。見た目若いのに、これで1児の母なんだよな。

次に入ってきたダンディな男はグラン、ヘレンの旦那らしい。以上

その次に入ってきたのはその2人の最初の娘でスカーレットという。紅い髪と目が特徴の美少女だ。

最後に入ってきたメイド達はここで働いている人達で、慌てた様子だったのはスカーレットの世話をしていたが、僕を見たいと言って部屋に入ってきたようだった。

そして、僕の関係性は…………捨て子だ。


いつの間にか、玄関でかごに入れられていたところをメイド達が発見したようで……

とくに親の手がかりになりそうなものがない(名前は上村柚貴と書かれた紙がかごに入っていたらしい)ので、放っておくのも可哀想とヘレンとスカーレットがごねるのでグランがしぶしぶ了承したらしい。


こうして、僕は異世界で家族ができた。



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