第7章 - 贏輸1
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入学して2か月が経った。
近日、課外授業があるそうだ。目的は3つ。
1.生徒同士の親睦を深めること
2.自由散策可能範囲のより拡大化の中で知識と実践力を用いて安全且つ効果的に物事を把握・処理すること
3.自らの『能力』の限界を知り、使い熟せるように会得すること
ちなみに、ここでいう『能力』とはある1つのジャンルに飛躍的に特化した、所謂特技というものである(特技という意義を超えているが)。零也は『物理』であり、物理法則に深く熟知しており、時折法則を操作・制作することも出来る。
先生「午前10時からスタートだ。集合は1週間後の午後10時とする」
これから始まる1週間の闘い。どうポイントを稼ぐか零也は歩きながら考えた。
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〜課外授業 DAY1 ・ C6地区〜
絶賛迷子中。ひとまず道と隠れる場所を把握したのだが、方角を調べておくのをすっかり忘れてしまって同じ道を右往左往している。
蓬 「まあいいや。なるべく交差点の距離が200m〜700mの所で待つのが良いか〜」
と、曲がり角の多い仮設住宅街を起点とした。
蓬 「………ん?」
違和感を感じた蓬は垣根の裏へ移った。足音。
これはローファーだろう。素早くターゲットを7人に絞る。
現想都市X 瑠百合(るゆり) @ruyurl
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