第6章 - 灯方高校2


   13


蓬 「あなためっちゃキモい性格してますね...」

  「は?」

零也「世の中にはこんな奴も居るんだな〜(遠い目)」

  「お前ら...誰だ!?」

零也「副島零也です。1年生です」

蓬 「名乗るほどの者ではございませんが、

   華坂蓬と言います。お見知り置きを」

零也(名乗ってんじゃん...)

零也「...で、だ。お前高校で何してんの?」

  「...うるせぇ!

   お前らは引っ込んでろ!ガキがァ!」

蓬 「ガキって言われたよ......やる?」

零也「そうだな。その発言は気に食わないし、

   何せ誘拐してんだ.........やろう」



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零也「さっき悪役はどうのこうの言ったけどさ、

   漫画とかでは悪役は最後はやられるんじゃないの?

   しかも、だいたい闘う場所はヒーローに対しては好都合になってる時も多いし。第2倉庫は技術の実技授業で行う際の素材が置いてある」

蓬 「あ。細長い棒がある〜」

零也「タイミング良。

   よりによって棒とか運が良いね」

男 「お前ら...それで...俺を殴るのか...?」

零也「いや、別に

男 「いいんだぜ?暴力でお前らは退学処分だな!」

零也「だから違うって」

男 「何が違うのか?さっきも殺ろうとか言ってたじゃないか!!」

零也「別に殺したいわけじゃない」

蓬 「社会地位を落とすだけだよ」

零也「ん...と。お前は野中孝宏たかひろ。39歳。そして案の定独身」

男 「案の定ってなんだよ。てか、どうして調べられるのさ!」

蓬 「いやぁ...。まあ...ね?だって...ね?零也」

零也「うん。(なんで照れてんの?)」


零也「つまり、僕たちが17世代目そしてお前が14世代目だからだよ」

男 「......は?」

零也「つまり、僕たちが17世代目そしてお前が14世代目だからだよ(2回目)」

男 「......え?」

零也「つまり、僕たちが17世代目そしてお前が14世代目だからd

男 「うるせぇ!3回も言わんでいいわ!!」



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蓬 「蓬ね〜剣道をちょびっとだけやってたのー

   試合とかは出たことないけど人並み以上は棒を振り回せるんだからね!」

男 「いいぜ。そっちがその気ならこいつを人質にしてやる!」

零也「はい。人質を利用した。-15,000 点」

男 「んでここにある物を全てお前らに投げつけてやるよ」

零也「器物損壊-3,000点」

男 「あとはお前らを始末する」


零也「殺人未遂-35,000点。よし!終了〜」

蓬 「お疲れ様でした〜」

零也「野中孝宏は国外追放となりました。もう何もしなくて良いね」

蓬 「柏原さん、後で警察官が来ると思うから安心して。それじゃ〜」

柏原「助けてはくれないんだ...」

蓬 「警察官に事情を詳しく説明して。大方は零也くんが伝えてあるから」



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零也「んー高校内は安全だと思ったけど、結構危ないんだな」

蓬 「まあいいよ。敬虔値がっぽがっぽよ〜お陰でお互い一気に2レベルも上がったんだし」

零也「でも3時間目まるまるサボったんだが?」

蓬 「勉強しなくても頭良いじゃん零也くん...。」


零也「僕は3年以内に星使クラスへ行って、この学校で最も高い位置に就く」

蓬 「それは皆同じじゃないんかな」

零也「うん。だからこそ他の人を落とさせるんだ。

   競り合いつつ、自分は上げるのが最も最短ルートで最も過酷だ。しかし3年という短い期間で達成するにはこの方法しかない。だから本気で行くよ」

蓬 「そして高校外の人間は徹底的に排除していくのね」

零也「これも皆同じだ。だから高校外の奴と対峙する時は灯方高校生一丸となって徹底的に追い詰める」

蓬 「それが灯方高校ね」


零也「......そもそも人殺しなんかしてたらここの人口0になるよ......」

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