【ゆ虐SS】ひたすら高温攻撃したっ た

@Darkmattervoid

コンロ編

「今日休みだし何すっかなあ……」

ぼやいたところで突然やるべきことが出来るわけでもない、そんなのは分かっている。

「散歩でもするか、そうしよう」

そうと決まればやることは1つだ。家の鍵をかけるとふらりと何処かへ出かける。


「朝飯食ってねえし何処かで何か買おうかな……いてっ!」

何かが足にぶつかる、サッカーボールより大きめのようだ。かといって小さい子供ほど大きくもない。

「何が当たったってンだ……こいつは、ゆっくりか!?」

「ゆ?れいみゅはれいみゅはだよ」

「自己紹介どうも」

軽くあしらう。

「くしょじじいからぶつかってきたんだよ?だきゃらね、いしゃりょうとしてあまあまいっぱいよこすんぢゃよ」

「あー腹立つぜ……これでも喰らえよ!」

誰がジジイだ、まだ16歳の高校生だってんだよこの野郎!

「ゆんやぁぁぁぁぁぁ!!おきゃおしゃんいぢゃいいいいい!!!ゆっくりできにゃいいいいいい!!」

それも当然だろうな。つい最近まで俺はキックボクシングをやってたんだから。まあこいつがどれほど痛みに敏感なのかは知らないが。

「ぷきゅうううううう!れいみゅはおなかにあかちゃんがいるんぢゃよ!いちゃいのやめてね!」

何て舌足らずな奴だ……それでいて自分からぶつかっておいて慰謝料とやらを請求する……子供が子供を作るってのはこう言うこ

となのか?それにしても……

「俺の蹴りを受けても無傷かよ……当たったときの感触からして脆いかもしれないと思ったが、柱に激突しても特にこれと言った外傷はないのかよ……」

少し熟考する。

「ふむ……気に入った!」

そう言うとれいみゅと名乗ったゆっくりを抱える。


「さて、まずはどうしてやろうかなあ……」

「はやくれいみゅをここからだしてね!すぐでいいよ!」

喚くれいみゅを無視して着々と準備を進める。友人から

「ゆっくりをいじめるなら逃げられないよう足をアルコールランプとかライターで焼くと良い。大きいゆっくりなら鍋に入れて水をいれずに空焚きしたりフライパンで焼けば良い」

と聞いていたので、まるで昼食の準備をするかのようにフライパンにサラダ油を引く。

「むししちゃだめだよ!はやくここからだしてね!」

何を言うのか、まだ余興だと言うのに……

「しかし、最近焦げつきやすくなったフライパンの最期の仕事がこれとはなあ……」

フライパンもほどよく温まってきた。本番はこれからだ……

「よし!その水槽から出してやろう!」

「ゆ?くしょじじいはやっとはんせいっしちゃんぢゃね?」

「ああそうとも、あまあまとやらをあげよう」

そう言って冷蔵庫のプリンをあげる、俺のじゃないからあとで買い直さねば……

「うめえ!ぱねえ!ちあわちぇぇぇぇ!!」

1分もしないうちに皿に出したプリンを平らげた、恐ろしい……

「ゆ?どぼぢであまあまにゃいのおお!!」

お前が食ったからだろ……と考えてもおくびにも出さない。

「悪いな、それであまあまは最後なんだ(意味深)」

そうだ、一瞬の幸せのあとにはどす黒い絶望が待っているのだ。恐らく俺は冷笑していたのだろうか、れいみゅは震えながら涙目になってちーちー、後で知ったことだが恐ろしいと感じた時に漏らすおそろちーちー……を漏らしていた。

「じゃあ次は俺を幸せにしてくれよなあ?」

そう言ってれいみゅをフライパンの上に置く、油が跳ねて火傷しないように慎重に。

「あぢゅいいいいいい!おもにぜんっしんがあぢゅいいいいいい!!!」

「公園で蹴ったときもそうだったがこいつは煩いな……新開発の素材を使おう」

そう言って、1度火を止め窓と入り口に防音性の特殊金属板を取り付ける。

「さあ、地獄へれいみゅ御一行を誘ってやろうか!」

そう言ってコンロの火力を一気に全開に……

「ゆ゙ん゙や゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!」

苦しそうに悶えている、当然だろうな。置くときですら手が熱かったのだ。こいつはどれほど熱いのだろうか……

「プリンを買ってこなければな……だが火を止めれば逃げ出しそうだしな……」

もう少し待とう、足焼きとやらが終わるまで。


10分後

ゆっくりを絶え間なく観察してたが、変化が訪れた。口の下、ゆっくりからすれば足なのだろう……が黒く変色した。恐らく足焼きが完了したのだろう。

「余熱で火が入るだろうがまあ些末事に過ぎないだろうな。コンビニでプリン買ってこよ」


火を止めるとコンビニでプリンとオレンジジュース、これは万が一にもゆっくりが途中で死ぬことを防ぐための保険だが、を買ってすぐに帰る。


帰るとゆっくりがお下げをピコピコさせていた。もうやめてくれと言ってるかのようだったが見なかったことにする。仮にやめても足が完全に焦げているのだ、俺が外に逃がしても歩けるはずがない。冷蔵庫にプリンを入れると、オレンジジュースを小匙一杯れいみゅに垂らす。だがあまり効果がなかったようだ。むしろ熱すぎて瞬時に蒸発した。焼け石に水と化してるのか?だがそれは今考えるべきではない。

「さて……と。再開だ」

そう言ってコンロの火をつける。

「あ゙ぢゅ゙い゙い゙い゙い゙い゙い゙!あ゙ぢゅ゙い゙よ゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙!!」

一段と煩くなる、さっきより煩い……まあ当然だろうな、生きながら焼かれるのだから。だが俺は同情などしてやらない。


30分後

また変化が訪れた、全身から湯気が出始めた。恐らく体内の水分が蒸発しているのだろう。さっき言ってたれいみゅの赤ちゃんは胎内で高温の地獄に苛まれているのだろうな……まあ実際に見た訳じゃないから知らないが。

「あかちゃん……れいみゅのあかちゃん……」

虚ろな目をして呟くれいみゅ、他ゆんの心配が出来ると言うことはまだ元気なのだろう。一思いに焼いてやりたいがコンロの火力が最大で、これ以上あげることが出来ないから無理だ。

仕方ないからじわじわと焼いていくことにした。まあそれで苦しむ姿を見るのも一興だ。


1時間後

また変化が訪れた、湯気は止まっていたが今度は足のみならず顔や側面が焦げ始めた。

「や゙め゙でえ゙え゙え゙え゙え゙え゙!や゙め゙でよ゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙!!」

だがここまで焦げた以上まともなゆん生を送ることは出来ないだろう。歩くことはおろか他の奴の目を憚りながら生きなければいけない。なればこそこのまま最後まで焼いて絶命させる方が良いのだろう。


更に1時間後

ゆっくりのお下げが動かなくなり、れいみゅは白目を剥いていた。恐らく絶命したのだろう。トングで掴んで持ち上げようとするも焦げついて離れない。仕方ないから安物のナイフで剥がすと、バットの上に乗せる。念のためオレンジジュースをかけてみたが反応はないどころか、一瞬で蒸発した。

「さっき言ってた赤ちゃんとやらはどうなったんだ……?」

そう言ってナイフで慎重に切り開いていく。万が一生きていてかつこの親のようにゲスじゃないなら飼ってやらないこともないと考えている。

「うわあ……餡子まで固いな……」

そうぼやくも、すぐ当然だなと考え直す。あの時湯気が出たときに中身の餡子の水分まで出たのだろう。

だが、俺が気にするところはそこではない。慎重にスプーンで焦げた餡子を掻き分けると見つけた、まるで豆粒のようなゆっくりを……

「うわあ……まだ生きてるのかよ」

そうなのだ、胎内は地獄の釜になっていても被害は全くないどころか、間の抜けた寝顔を晒しているのだ。あーぶっ殺してえ……


「うみゃれりゅ……!」


赤ゆがプルプル震え始めたので、近くにあった台拭きを構えると、そこに向かって飛び出した。


「ゆっきゅりしちぇいっちぇにぇ!」


やれやれ、こいつとは長い付き合い(意味深)になりそうだ。


To Be Continued


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