白蕾立志伝

あけみーちゃん

第1話 未だ開かぬ蕾の少年

 皇国グランダリヴェーロ。ハンニバル領。

 篠突く雨の森を、いくつもの影が駆ける。 

 先頭を走るのは、少女を抱えた金髪碧眼の女性騎士。追いかけるは、手に手に武器を持った無数の兵士たち。


「はぁ、はぁ……くっ、まだ追ってくるのか!?」


 腕の中で怯える少女を気にしながら、女性騎士は歯噛みして毒づいた。

 背後にちらつくいくつもの人影は、一向に離れていく気配もなく、しかしてじょじょにに迫ってきている。

 半刻。

 この野分の夜に、あの暴力的な輩か逃げ続けて半刻が経つ。もはや女性騎士の体力も限界であり、追い付かれるのも時間の問題に思えた。


(クソ、クソ! なんで、なんでこんなことを……!?)


 命がけの逃避行。その始まりは唐突であった。

 同盟国であったはずのバセーノ連邦共和国が、突如として、不可侵条約を一方的に破って我が物顔で侵攻してきたのだ。

 予期せぬ進軍に加え、野分に乗じた侵攻であったのが災いし、対応がすべて後手に回ってしまったハンニバル領地は、瞬く間に戦火の色に蹂躙された。

 家や畑はことごとく焼かれ、領民は暴虐と悪意に飲まれた。碌な抵抗もできぬまま兵は死に絶え、領主もまた無残に討ち取られた。

 そして今。せめてこの子だけはと領主の一人娘、ミリア・ハンニバルを連れて這う這うの体で逃げ出して来たが、追っ手を撒くことは叶わず、よもやここまでと追い詰められている。

 いよいよもって、必死の状況であった。


(このままでは……私も、この子も……)


 諦観が脳裏を掠める。

 どれだけ逃げたところで、追っ手は諦めてはくれないだろう。この侵攻は奇襲が肝要なればこそ、王都への伝令を許すわけがない。目につく逃亡者は、どこまでも追い立てるはずだ。

 無念が腹の奥底から湧き上がり、わずかに足を鈍らせる。もう諦めてしまえと、弱い自分が囁きかけてくる。

 けれど、ここで屈するわけにはいかない。  

 今は亡き主の命令。「この子を逃がせ」という、最期の言葉。

 それを成し遂げるまで、女性騎士は決して諦めてはならないのだ。


「……アーシェ」


「ご安心ください。この命に代えても、お嬢様を守って見せますから」


 不安げに声を上げた少女に、アーシェと呼ばれた女性騎士は、強がった笑みで答えた。

 


――――時は、遡る。



 不意に駆け抜けた木枯らしが、褐色に垂れた枝葉を揺らす。

 刃物の鋭さよりもなお鋭い寒さが肌を切りつけるが、ついに現れた獲物の前にはそれも気にならなくなった。

 身に纏った毛皮が擦れて音を立てぬように。茂みが揺れ動いて音を立てぬように。最大限の注意を払いながらも、両の手に携えた弓矢を構える。

 熊の毛皮を着込んだ少年は、もう半刻の間、この川べりでじっと獲物を待っていた。

 ほうと、白んだ息を吐く。

 それから、ゆっくりと息を吸い込み、息を止める。

 かんと冷えた空気が肺を満たして苦しくなったが、まさか狩りの最中に咳き込むわけにもいかない。彼はやはり、じっと耐え忍んだ。

 季節はすでに雪の気配がちらつく晩秋。温かな羆の毛皮を纏っていたとて、耐え忍ぶにはいささ厳しい。ましてここは水辺。これ以上もじっとしていては、きっと凍死してしまうだろうほど。

 しかし日々の糧を得るには、我慢しなければならない。病に侵された主のためにも、彼は必ずや狩りを成功させねばと、この狩りに並々ならぬ覚悟を以って挑んでいた。

 そして今、その覚悟がついに実った。

 目の前に現れたる獲物は、大人の鹿であった。上手く仕留めれば三日は持つだろう、正しく大物である。

 木々の隙間から現れたるその鹿は、辺りを警戒しつつも流れる小川に近付き、冷たい流水で乾いたのどを潤そうと首を下げる。

 その瞬間。 

 風を切りながら飛来した矢が、その黒々としたつぶらな瞳に突き刺さり、脳までもを穿ち抜いた。

 悲鳴はない。即死であった。


「……よし」


 小さく手を握り込んで、少年は歓喜を露わにする。

 今日だけで鳥を二羽、栗鼠は三匹も仕留めている。これだけでも十分な成果だというのに、ここに加えてこの鹿だ。思わず喜んでしまうのも、無理らしからぬことだった。

 少年は茂みから出ると、鹿の頭を水中に晒して首の動脈を斬り裂き、血抜きを行う。その手付きには澱みのひとつすらなく、熟練の狩人に相応しい手際であった。

 鮮血が小川を汚し濁らせるのを眺めながら、少年は大きく伸びをしながら空を見上げて、秋晴れの空に意識を漂わせた。

 ――白蕾はくらい

 それが、少年の名前だ。

 白蕾は極東の島国であるジパングの出身であり、本来ならばこのような名前ではないのだが、不幸にも人攫いに遭ってしまった結果、今の主に買われてこのような生活を送っている。

 不幸な身の上と思うだろう。

 けれども彼は、自身を不幸だとはちっとも思っていなかった。

 鬱蒼と茂る静けき森は、沈黙を讃えて日々の糧を与えてくれる。森の中央を流れる大河を下っていけば、果なき大草原と領地を隔てる長城があり、未知なる経験を与えてくれる。

 自然任せの不自由な生活ではあった。しかしそれ以上に、自由でもあった。

 一瞬一瞬を、ただただ全力で生きている。

 その実感が、白蕾にはなによりも心地良かった。



 鹿を射抜いた小川から歩いて一刻と少しのところに、白蕾の住んでいる家はあった。

 修繕を繰り返したのであろうその姿は、一見するとあばら家にしか見えないが、これでも家としては立派に機能している。


「ただいま……お師匠」


「おお、おかえり白蕾。無事で何よりじゃ」


 地下の冷室に仕留めた獲物を置いてから声を上げると、家の奥から弱々しい声が返って来た。毛皮を脱いで部屋に向かえば、はたしていつもと変わらぬ姿でベッドにいる主の姿はあった。

 彼女の名は夕照せきしょうという。額から伸びた立派な一本角が示す通り、ジパングで鬼と呼ばれている人外の女性である。


「お師匠……身体の具合はどう?」


「うむ。今日は調子が良くてな、少し動きたい気分じゃ」


「……ダメだよ」


「わかっておる。そう怖い顔するでない」


「ホントに……?」


「なんじゃ、信用ないのう。儂が今まで嘘吐いたことあったか?」


「うん……いっぱいある」


「それもそうじゃったな。かかか」


 むっと目を細めて白蕾が言えば、夕照はカラカラと大口を開けて笑い、すぐに小さく咳き込んだ。


「大丈夫……?」


「すまぬな。少し、はしゃぎ過ぎた」


 慌てて駆け寄り背を擦ると、夕照は弱々しくも笑って白蕾の頬に手を当てた。

 かつての面影などまるでない、痩せ細った冷たい手の感触に、白蕾は歯噛みして微かに眉尻を下げてしまう。

 彼女が質の悪い肺病に罹って、今日で二年と三か月になる。

 夕照はかつて怪力乱神と謳われた強者であるが、彼女もやはり病には勝てず、今はもうベッドに寝たきりで日がな一日を過ごしていた。

 病に侵されつつある夕照の身体は、今や萎えて衰え、もはや杖なしでは立ち上がることも難しい。加えて、部屋の移動にすら息切れを伴うほどなのだから、白蕾の心配も無理らしからぬ。

 生粋の快活さは尚も健在であるが、それが気丈に振る舞うための虚勢であることも、余計に彼の心配を加速させていた。


「笑うだけでこれとは、儂も随分と衰えたのな」


「……お師匠」


「お主に稽古をつけていたころが、まったく懐かしい」


「っ……」


 一瞬だけ表情を曇らせたあと、らしくもない弱音を吐いたと呟く夕照に、白蕾はかける言葉が見つからなかった。

 もう十年も前になるか。夕照は白蕾を買うと同時にこの森に腰を据えて、持ちうる様々な技術を彼に教え始めた。

 息を潜めて木々の隙間を駆ける技術、獸を追い立て仕留めるための策、仕留めた獲物の解体の方法など、猟師として必要な技の数々。そして、武人たる彼女が最も得意とする武道の心得。

 このむくつけき時代を生きていくのに必要なこと、必要な技術を余すことなく、我が子に向ける優しさと厳しさを以って、彼女は白蕾に伝えていった。

 夕照との修行の日々は苛烈、あるいは峻烈とも言える日々で、血反吐を吐いたことも数回では足りなかった。だが白蕾はこれによく耐え、そしてよく応えた。

 夕照がいかなる考えを持って、自分にこのような技術を教え込んでいるのか、彼にはまるで理解できなかった。

 だが、幼心に彼女が人一倍以上に愛を注いでくれていることは理解していたから、彼は弱音を吐くこともなく頑張った。

 彼には天武の才と呼べるものはなく、それゆえに苦労と苦悩に眠れぬ夜を過ごしたこともあった。それでも、二年も経てば教えられた技術のすべてを身体に覚え込ませた。

 そうしてついに数えで十五になった頃には夕照をして「もうお主に教えることはない。皆伝、というやつじゃな」と太鼓判を押されるほどになった。

 あの時の温かくて大きな手の感触を、彼は生涯……いや、輪廻転生を経てもなお忘れることはないだろう。

 もう修行と鍛錬ばかりの日々ではない。これからは二人、仲睦まじい親子のようにに暮らしていくのだろうと思った。

 しかし、幸福というのは長く続かないものである。

 白蕾が皆伝とされたのを境に、夕照は体調を崩し始め、気が付けばもうここまで弱り切っていた。

 医者をして、流行病であるという。今の時代では治す術のない不治の病であるとも。

 これを伝えられた白蕾の衝撃は、はたしていかほどであったか。己を殺し献身に生きると決めた姿を見てもなお、想像もできぬ。


「お師匠……その……」


 笑顔の仮面で本音をひた隠す夕照に、白蕾はおずおずと何か言おうとするけれど、すぐに言葉に詰まってしまった。

 もっと頼ってほしい、もっと弱音を見せてほしい。その言葉が喉までせり上がっているのに、どうしても子供の心が、まだ甘えていたいという心が邪魔をして、口に出せずにいた。

 まったくもって不甲斐なし。情けなく、そして浅ましい己の未熟に、彼は歯噛みして俯いてしまう。


「これこれ、そのような顔をするでない。カワイイお顔が台無しじゃよ?」


「でもっ……」


「まったく、心配性じゃな。この歳で親離れできぬと、嗤われてしまうぞ」


 柔らかく目を細め、夕照はそっと白蕾の頭を撫でる。心の内を見透かしたその手は、何にも代えがたい優しさを纏っていて、受け入れる他になかった。


「ほれほれ、ここか? ここがええんか? ん?」


「あぅ……えへへ……やめてよお師匠……くすぐったいよ」


「そんなとろけた顔で言われても、説得力がないのぉ? ほーれ、ほーれ」


「んぅっ……ふへ、ふへへ……」


 やがて犬猫を愛でるみたいに頬や顎に手を回されると、ついに白蕾は、誤魔化されているとわかっていても、心地良さに惚けて表情を緩めてしまった。

 夕照の恐るべきテクニックの前には、彼も抗う術を持たないのである。

 日課めいたじゃれ合いもしばらく、名残り惜しくも夕照の部屋を後にした白蕾は、獲って来た獲物で夕食の支度にとりかかった。

 まずは栗鼠の下ごしらえ。皮を剥いで内臓を掻き出し、頭と爪を斬り落としてから、骨ごとよく切り刻んですり潰し、小さく丸めて団子状にしておく。

 鳥は羽をむしり産毛を火で炙って焼いたあと、胸開きにして肉を取り出す。肉は燻製にするためソミール液に漬け込み、骨はナツメグなどの香草と一緒に布袋へ入れて出汁を取る。

 スープが出来上がれば、あとは栗鼠の肉団子と、庭の菜園で取れた玉ねぎと共に弱火でじっくりと煮込む。最後に今朝に取ってきた山菜を刻んで入れれば、特製肉団子スープの完成だ。

 夕照の直伝であるこのスープは、白蕾の得意料理であると同時に、大好物だった。

 昔は一日の終わり、特に鍛錬のあとに食べるこのスープの味は格別で、何にも勝る美食だったのを彼は今でも覚えている。


「うん……いい感じ」


 味見をして、頷く。

 今日のスープは夕照の味にかなり迫っていた。まだまだあの味には届かないが、再現できる日もそう遠くないだろう。


「師匠……ご飯できたよ」


「おお、ありがとさんじゃ」


 部屋に赴きスープで満たされた器を渡すと、夕照はさっそく、匙で肉団子をひとつ掬い上げて口に運んだ。


「美味い!」


 病人である彼女を慮って作られた肉団子は、一口大と小さいながら……いや、小さいゆえに味がよく沁み込んでいて、僅かに残った骨の感触も相まって噛めば噛むほどに味わい深い。

 鳥でだしを取ったスープは、鳥のうまみが凝縮されて濃い味ながらも、香草の薫りが気高くそれを包み込み、油っぽさを感じさせない仕上がりとなっている。

 ほどほどに溶けて甘くなった玉ねぎは、スープと一緒に含めば仄かに甘く、最後に細かく刻まれた山菜たちは、柔らかいながらもシャキっとした歯ごたえで清涼感を与えてくれる。

 総じて、美味であった。


「うぅむ、また腕を上げたな? さすが儂の白蕾じゃ、褒めて遣わす!」


「……そうかな?」


「おお、そうじゃとも。お主の料理の腕は、宮廷料理人にも引けを取らん。王都に店を出したなら、きっと大繁盛間違いなしじゃ!」


「大げさだよ……お師匠ってば」


 声高々に美味いと褒められて、白蕾はふにゃりと口を歪ませる。

 夕照が病に伏してから、こうして手料理を振る舞うのも、その度に彼女に料理を褒められるのも、もう数十ではきかないくらいなのだが、やはり手放しで褒められるのは嬉しいもので。

 こうまで言われては「明日はもっと美味しい料理を作ろう」と思ってしまうのも、人として当然の帰結であろう。

 そうして積み重ねた結果が、このスープである。


(打てば伸びる、褒めても伸びる……これも努力の才があればこそじゃなあ)


 スープを平らげて、夕照は鼻高々に頷く。

 彼女の”白蕾を褒めて伸ばそう作戦”は、着々と実を結んでいるようだった。


「ふぃー、ご馳走様じゃった」


「うん……お粗末様。器洗ってくるよ」


 穏やかに食事を終えると、白蕾は空の食器を抱えて外へと出た。

 ぱしゃりと跳ねる井戸水の冷たさに小さく身震いしつつも、自家製の石鹸をくるんだ荒布で器を擦り、汚れを落としていく。

 その途中、ふと気配を感じて、寒々とした空を見上げる。束の間。星々の灯りを遮るように、ひとつの黒い影が音もなく白蕾の傍に降り立った。

 柔らかな羽毛に覆われた丸々としたシルエットの彼女は、ケケラ・プラエラルド。古代語で”知恵の意味を知る者”の名を冠するフクロウのハーピーだ。

 彼女は夕照と旧知の中であり、白蕾にとっては知育の先生でもある。今日も夕照の見舞いに来たらしい、首から下げた鞄が木の実と山菜で膨らんでいた。


「ホゥ、こんばんは白蕾。いい夜だね」


「うん。こんばんは……先生」


 独特の低く穏やかな声の挨拶が、静かな夜の森に響く。白蕾は挨拶を返して頷いた。


「夕照の具合はどうだい?」


「今日は調子がいいって……そう言ってた」


「ホゥ! 昔からしぶとい奴だとは思っていたが、まだ死んでいないとは驚いた。死にぞこなうのもここまで来ると特技だな」


 ずいぶんと失礼な物言いだが、白蕾はそれを咎めることはしなかった。

 ケケラが碩学。つまり、古今のあらゆる知識を蓄えたハーピーであることは、国内外を問わず多くの人々に伝わっており、彼女の智慧を求めてやってくる要人も多い。

 しかし彼女は偏屈でいやらしい性格でも知られ、謎かけに答えなければ協力してくれないことから”耄けた図書館”などとも揶揄されてもいた。

 そんな彼女が、まさか意味もなく侮辱めいた言葉を吐くはずもない。言葉の裏に隠された喜色と友情を見抜くなど、白蕾には容易かった。


「ご飯……食べてく?」


「おっと、良いのかい?」


「先生には……いつもお世話になってるから」


「ホゥ。感心な心掛けだね、君は長生きするよ」


 パタパタと翼を動かして感謝を露わにしたケケラは、人好きのする笑顔を浮かべると、白蕾との会話を放り出していそいそ家に入っていった。

 家主より先に家に入るなどまったく遠慮もない態度だが、生徒として十年来の付き合いがある白蕾からしてみれば慣れたもので、ちっとも気に留めず洗い物を再開していた。


「バゼーノ連合は――約を結んで――? さすがにそう――」


「だがね、実際は――の準備をして――。ここも安――る。はやく離――いい」


「――はともかく、儂は――いの身じゃ。気持ちは嬉しいが、ここを――」


 白蕾が家に戻ると、ケケラは夕照と何事かを議論していた。

 よほど大変な話題なのだろう。扉の隙間か漏れ聞こえる声はどちらも真剣そのもので、安易に部屋へ踏み込むのを躊躇わせた。


(邪魔したら……悪いかな)


 大人の議論に首を突っ込むほど、無遠慮な白蕾ではない。すごすごと夕照の部屋を離れると、手持ち無沙汰に暇を潰せることを探すことにした。

 目についたのは、すっかり空になっている鍋だった。どうやらケケラが、一滴残らず平らげてしまったらしい。

 明日の夕食まで持つくらいにはあったはずなのだが、まったく彼女の底なしな食い気には呆れて溜め息すら引っ込む。頭脳の分だけ栄養も必要なのだろうか、なんて勘繰ってしまうほどだ。

 とはいえ、今はそれがありがたい。

 空の鍋を抱えた白蕾は、再び井戸へと向かうと鍋を洗い始めるのだった。

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