DEATH DESIRE
@kulokara
1章 プロローグ
ハァ・・・ハァ・・・
一人の男性が走っている。汗だくで、息は荒い。何かから逃げているように見える。怯えた表情でとにかく走る。後ろからは黒い謎の生物が男性を追いかけている。四足歩行。かなりのスピード。
ふざけんなよ・・・!こんなのっ!こんなの聞いてないぞ・・・!
東京・渋谷。男性は今、そこにいる。逃げる。逃げる。逃げる。それしかしない。
そしてついに、体力が底を尽きる。踏みとどまる力も残っておらず、そのままコケてしまう。
謎の生物が男性の目の前まで来た。それは獣の形をしており、鋭い爪と牙が見える。ヨダレを垂らし、じっと獲物を見つめる。
ふざけんなああああ!俺はこんなところで終わるわけには・・・・っ!
男性は喰われた。髪の毛一つ、残らず消えた。そしてその獣は影へと消えていった。
周りに聳え立つビル軍についてあるモニターからチャイム音が鳴り、案内が表示される。
『
DEATH DESIRE @kulokara
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