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駅馬車通りにある喫茶店ノマサンにて

　『うわっ　たりー　紅茶1杯　銀貨2枚もするのかよ』

　駅馬車通りにある喫茶店ノマサンにて、黒服の貴公子デスゲイズ神官長が奇声を上げた。

　神官長の傍らで本を読む赤毛の少女アムリタが、神官長のホットケーキを一枚

　ペロリ　食べたらば

　『きさま　余程この世に未練が無いらしいなぁ(顎先を上げてにらむ)俺さまは機嫌が極めて...

　アムリタは人差し指を　ぴっ　と立てて

　『デスゲイズ　こないだ貸した4銀貨..

　デスゲイズは鼻息を　ふんっ　

　『喜べ　俺さまの機嫌が何故か良くなった

　カララン

　喫茶店ノマサンのドアを開けた拍子にドアベルが鳴り響く..アムリタが見た場所には、蒼い肌のダークエルフがいた。

　ダークエルフはアムリタと目が合い　スッ

　....視線を動かした先に　愛するデスゲイズがいたため、3オクターブ高い媚声で

　『はぁ〜ん　デスゲイズさまぁ〜ん(叫びながら身をよじる　豊満な胸が　たわわん　たわわん　揺れ動く)

　ノシノシ迫る肉食女史が、デスゲイズは大の苦手な為、指を　パチリ　鳴らすと、椅子がひとりでに動き出し..　ザサーッ　移動した椅子でダークエルフは膝が　カクッ　となり、椅子に尻もちをつく形で座った。

　デスゲイズはため息をついて

　『おまえ　ニーナ　(ダークエルフに指差して)今日は何の用事だ？　何度も言うが、俺さまの苦手な物は　ムチムチぷるりんプルリン属性だぜ

　ニーナは長い舌を　べろっ☆　出して舌なめずりをしたあと、デスゲイズの言葉を無視するかの様に、飢えたヘビの様ににじりよる..

　デスゲイズはマジな顔で引きながら喫茶店の中でニーナから逃げる　逃げる..

　カララーン！

　喫茶店のドアが勢いよく開いた。

　オレンジ色の髪の毛の男が、少年を3人。ネコ一匹を連れて　リズムを切りながら　入店して来た。

　『パパ！　何してるんだよ！　ママに言っちゃうぞ！

　『そーだよ！　浮気したらダメだからね！

　『(てのひらを振りながら)神官長。良いご身分ですね。感服致しました。感服したから何か金貨でもください

　美少年3人組。

　デスゲイズ神官長の息子

　ルーリィとロミオ。友人のレイチェル。

　彼らは13歳のアイドルグループ

　【禁断のドンブラショ】だ。

　デスゲイズはやっと助けが来たとおもい、息子たちを手招いたら...代わりに　犬猿の仲　グレイザークが歩み寄り

　『　ヘイ！　どうした？　しんか〜んちょお〜ぅ(神官長)浮気は　(肩を　くいっ　動かしながら)ダメだぞっ　(ネコが　にゃんにゃか　にゃんにゃか　鳴く)　フッ

　禁断のドンブラショもデスゲイズに指を　ピッと向けて　

　『ダメだよ！(美少年スマイル)

　デスゲイズは嫌そうな表情を浮かべ呟いた..

　『うわっ　かったりぃ　やってらんね..(ニーナが飛びついて捕まる)　うわっ！　マジやめろよ！　俺さまは　【オレンジ色の煩悩の庭が苦手なんだよ！】

　カララ..

　喫茶店ノマサンのドアを開けて、美女の一団が入店したが、先頭の女が　【旦那にニーナがしがみついているのを確認し　ぷつっ　】

　彼女の何かがブチ切れ、友人たちは大急ぎで喫茶店から外に逃げ出した！

　デスゲイズの嫁。

　ルーシャが右手を上にかざすと

　青いワンピースが　

　【純金色の全身鎧】に変化し、手には愛用の武器

　【ギャラクシー•鉾斧グランネイル】を握りしめ

　『あんた...仕事さぼって　(目が細くなり)　浮気とは...中々いいご身分よね..？

　デスゲイズからニーナがそそくさと去り、自分自身に防御結界を張る。

　アムリタはグレイザークと禁断のドンブラショとネコを呼び寄せて超級の魔法結界で、ルーシャの攻撃に備えた...！

　ルーシャが旦那のデスゲイズに鉾斧の尖った先端を向けて息を吸い込んだ

　『あんた！　ぶっさ○わよ！？

　ルーシャが華麗に跳躍した　

　デスゲイズは複数の防御魔法を準備した！！