第2話 ヒマリとジニと元警察官僚と

「東京創元社×カクヨム 学園ミステリ大賞」応募作

Stray Brain 〜迷走する脳〜

https://kakuyomu.jp/works/16817330659849711175

作者 雨 杜和

第5章

第2話 ヒマリとジニと元警察官僚と

https://kakuyomu.jp/works/16817330659849711175/episodes/16817330660662716973





※誤字脱字・構文など

> 幼いころ、一ノ瀬家で何度か遊んだヒマリは、頼友の兄に対する複雑な感情を知っている。

⇒これだと「頼友の兄」に対する複雑な感情となり、ヒマリが「頼友の兄」に複雑な感情を抱いているように読めてしまいます。

 文意とすれば、下記が適当かと。

> 幼いころ、一ノ瀬家で何度か遊んだヒマリは、兄に対する頼友の複雑な感情を知っている。

 なのですが、これだと「ヒマリの兄」に対する「頼友の」複雑な感情と読めなくもないですね。ちょっとごちゃごちゃしますが、文意に近づけるには読点を打つ方法もあります。

> 幼いころ、一ノ瀬家で何度か遊んだヒマリは、頼友の、兄に対する複雑な感情を知っている。


>「なんでもない」と言うと、彼はキーっと自転車にブレイキをかけた。

⇒「自転車にブレーキをかけた。」がカタカナ表記では一般的ですね。

 ただ、文章の雰囲気を書きたい場合はこれでもよいかもしれません。


>だが、僕を好きでいていくれ。

⇒「好きでいてくれ。」かなと。





※寸評

 一ノ瀬くんの兄の誕生日会ですか。

 半ば強制的に連れていかれるところをジニが機転を利かせたのか、一ノ瀬くんに奪われたくないからか、行動の動機はどのレベルかな。後者のような気がします。

 そういえば、一ノ瀬くんとヒマリは付き合っているという噂があったんですよね。

 それを聞いたジニが独占欲を働かせたのかもしれません。

 構成としては〝ミッドポイント〟を過ぎて、上り坂を辿っていますが、いつ急転するかわからない状況ですので緊迫感もありますね。

 次回の展開を期待しております。




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