第1話 ヒマリとジニと元警察官僚と

「東京創元社×カクヨム 学園ミステリ大賞」応募作

Stray Brain 〜迷走する脳〜

https://kakuyomu.jp/works/16817330659849711175

作者 雨 杜和

第5章

第1話 ヒマリとジニと元警察官僚と

https://kakuyomu.jp/works/16817330659849711175/episodes/16817330660544602867





※誤字脱字・構文など

> 聞きたいことが山のようにあるが、ジニが黙っているときは声はかけずらい。

⇒「声をかけづらい。」ですね。「声をかける」が慣用句です。また「かける」+「つらい」を組み合わせた語なので「かけづらい」です。


>「あなたはモテるでしょ。どうして、ヒマリに構うの?」と、ミコトが追求した。

⇒「追求」「追及」「追究」は使い分けが難しい漢語でする

 「追求」は追い求めること。

 「追及」は相手に問いただすこと。

 「追究」は学問などを究めること。

 なので、今回は「追及した」が正解です。





※寸評

 新章、まずはジニがヒマリのそばにいて思い出すきっかけを作っているところですね。

 ただ、直接顔を合わせて、話もしているのに思い出せないのなら、もっと衝撃的なものを目撃すると一気に記憶が解放されかねませんね。

 たとえば屋上から誰かが落ちてくるとか。ちょっと穿った見方ですけど。

 そのくらいでないと難しいかな。

 ただ、毎日記憶を刺激されていますから、寝ていて夢を見て思い出した、でもよいかもしれませんね。

 私もけっこう記憶が抜けますが、失ったら再学習を繰り返しています。

 記憶をテーマとしたミステリーですから、サスペンス色を前面に出すのはよいですね。

 今回のラストがひとつの転機〝ミッドポイント〟になっていたら、ここから一気にフェイズが変わるところですが。

 どうなるか、次回を楽しみにしております。




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