第1話 転校生とヒマリの秘密

「東京創元社×カクヨム 学園ミステリ大賞」応募作

Stray Brain 〜迷走する脳〜

https://kakuyomu.jp/works/16817330659849711175

作者 雨 杜和

第3章

第1話 転校生とヒマリの秘密

https://kakuyomu.jp/works/16817330659849711175/episodes/16817330660594666574





※誤字脱字・構文など

> 唇を噛み感情を抑え、こっそりとテッシュで目を拭った。

⇒地方や視点保有者の認識として「テッシュ」を用いているのでしたらスルーしてかまいません。業界団体では「ティッシュ」と書くのが定番ではありますが、「テッシュ」「ティシュ」でも間違いではないようです。





※寸評

 第3章第1話を読むと、やはりここが『SAVE THE CATの法則』でいう〝ミッド・ポイント〟かな。

 この後から〝迫り来る悪い奴ら〟ビートに入ります。

 順調にジニとの距離を詰めていき「偽りの勝利」を得るビートです。

 全体の70%前後まで上り調子になりますので、ジニとの距離を詰めるチャンスです。

 もちろん近づいたり離れたりを繰り返しながら、全体としてじょじょに接近するといいですね。

 しかしこの後75%のあたりに〝すべてを失って〟ビートが来ますので、どれだけ「偽りの勝利」を盛り上げていくか。そこで次の〝すべてを失って〟ビートでの落ち込み方が大きく強くなります。読み手の心をゆさぶれるんですね。

 おそらく〝すべてを失って〟でヒマリの記憶が戻るんじゃないかなと。

 そこから〝心の暗闇〟ビートに入ってどん底から自分で立ち直るための契機を迎えます。

 これからの展開は全体の70%前後までは学園生活を通じてヒマリとジニが近づいたり離れたりしながら距離を詰めていく、というつもりで読み進めてまいりますね。




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