It’s time for a 「coffin」 break

ながる

It’s time for a 「coffin」 break

 ジャ、と重たいカーテンの開く音がした。

 差し込む光が刺さる。小さく呻いて掛布団を頭の上まで引き上げると、その布団まで引っ剥がされた。

 寒い。


「ちょっと! いつまで寝てんのよっ。出掛けるって言ってるでしょ!?」


 怒っていても甘ったるい声が耳の奥まで入り込んで覚醒を促す。

 あぁ、めんどくさい。


 手探りでベッドの下にあるだろう掛布団を未練たらしく探していると、人のクローゼットを勝手に開けたカミラが、その手に下着を握らせた。


「あんたのその習慣、着替えさせるのだけは楽で助かるわ」


 色々観念して薄目を開けると、黒のぴったりとしたロングドレスに身を包み、きわどい所まで入ったスリットから白い太腿と、ガーターベルトで留められたレースのストッキングに覆われたすらりとした脚を惜しげもなく晒しているカミラが、腕を組んでこちらを見下ろしていた。


 化粧はバッチリ。どう見ても20代の絶世の美女。たわわなふたつの果実は老若男女をたぶらかしてきた。

 でもコイツ、ババアだから。

 ふっとカミラの細い眉が寄った。


「今、なんか失礼なこと思ったでしょ」


 ピンヒールを履いた足をベッドの上まで持ち上げられて、下半身に狙いを定められる。慌てて俺は起き上がった。


「シャワー……」

「はやくっ」


 みなまで言わぬうちに言葉が返ってくる。やれやれ。なんでそうせっかちなんだ。

 俺は握らされた下着を脱衣所の棚の上に放り投げて、洗面台から歯ブラシを引っ掴むとそのままバスルームに入ってシャワーを捻った。




 イェジィ・ノヴァック。見た目三十代後半から四十代前半の冴えないおっさん。やや癖のある栗色の髪に薄いグレーの瞳。な? 目立たないだろ? ひっそり生きるのに最適だ。

 鏡を見ながら悦に入っていると部屋の方から鋭い視線が飛んできた。


「見惚れるような顔じゃないでしょ! 早く着替えて!」


 ごもっとも。

 しぶしぶ部屋に戻ると本日の衣装を押し付けられた。

 一昔前の夜会服といったテイストの黒のパンツに白いシャツ。黒のベスト。白いクラバットに赤い石の付いたクラバットピン。そして、襟の高い黒のマント。裏地は赤……

 ――お分かり頂けただろうか。ヴァンパイアである。


 カミラの最近知り合った友人達とハロウィンパーティだかをするのだそうだ。何だかよく分からないが、仮装して飲んで騒ぐらしい。明日が休日で「死者の日」の前日だから、墓参りのため里帰りする奴も多くて、人数が集まらないかもしれないから、と、無理矢理付き合わされるのだ。


 カミラはまだいい。見た目も若々しいから上手く混じるんだろうさ。そこにおっさんが行ってどうしろというのか。しかも、狙ったのか知らないが本来の姿吸血鬼の衣装で。


「……めんどくせぇ」

「ぶつくさ言わない! その、不精髭を剃って、髪をセットして、背筋を伸ばして爽やかに笑えば、イケるはずだったのよ!」


 爽やかに笑う? どこの別人ですか。

 不精髭といってもそれほど濃いわけではないから、ちょぼちょぼと生えている程度だ。剃る必要性を感じられない。髪をべたつかせるのは嫌いなんだよ。猫背は治らん!

 すべての文句を飲み込んで、深い溜息へと変換した。


「あああ。時間が無い! もうっ! 行くわよ!」


 自分のやけに高そうなマントを着込んで、俺の分のマントを引っ掴むと、まだ袖のカフスを留めていた俺の腕も引いてカミラは外へと向かう。


「……ちょ、金」

「はやくっ!」


 サイドテーブルの上の財布をケツのポケットに突っ込んで、俺達は慌ただしく家を出た。


 △▼△ ▼△▼ △▼△ ▼△▼


 会場はこれまたカミラの知り合いの店だとか。数多あまたあるパブのうちのひとつ。少々早い時間に出てきたのは、ひとり一品持ち寄りというルールを設けたからだった。

 ここで俺は誘われた訳を嫌というほど納得していた。サイフ兼荷物持ちだ。

 両手にはすでにいくつかの紙袋が下がっていて、前を行く憎たらしい魔女のとんがり帽子をぶんどることも出来ない。

 あんたの分も頼んでおいてあげたのよって押し付けがましく言われれば、財布も出さざるを得ないし荷物も持たねばなるまい。まったく。


 この国ではハロウィンというものがそれほど根づいていないため、通りすがりの人々の視線は正直痛い。いっそ首から看板を下げておきたいくらいだ。俺はイケニエですってな。


 件のパブは市街の少し外れにあった。入口には『貸切』のプレートが掲げてあって、中は顔の掘られたカボチャやフラッグガーランドなどで派手に飾り付けされている。がしゃがしゃいう骸骨の置物もあれば、蜘蛛や蝙蝠が天井から垂れ下がってもいた。


 入口でぽかんとそれらを眺めていたら、後ろから蹴りを食らった。暴力反対。

 中に進んで買ってきた物をカウンター越しに店員に渡すと、さっそくきゃーきゃー言いながら衣装を褒め合う女性陣の声が聞こえてきた。

 俺の役目はここまでなんだろうと、カウンターの隅に陣取ってやれやれと溜息を吐いたら、店員がそっと赤ワインを差し出してくれた。洒落の効いたウェルカムドリンクじゃないか。

 その一杯を飲み干す頃には全員が揃ったようで、軽い自己紹介を終えると早速グラスを合わせる音がそこかしこで響いていた。


 俺? カミラがさっぱりと名前だけ紹介してくれたから、軽く手を上げて応えておいたよ。もう、酒が飲めればそれでいいさ。


 店の中はそれぞれが躍るスペースがあるくらいには余裕があった。やはり里帰りしてる奴も多いんだろう。店の中に響く音楽で誰が何を話しているのかよく分からないが、その分出会いを求める若者達は、誰はばかることも無く耳元に口を寄せている。一部のカップルは連れだってトイレの方に消えていったり、ちょっとした死角でいちゃいちゃしはじめて――って、カミラ! 持ち帰る気満々だな!


 たいして時間は経ってないが、俺、もう帰っていいかな?

 呆れながらフリードリンクになっているスペースからブランデーのグラスを取った。


「あの」


 同じようにドリンクを取りに来たのだろう、短め黒髪ストレート、黒瞳の可愛らしい魔女っ子がおずおずと話しかけてきた。ひらひらとした短めの黒いワンピースは同じ魔女でもカミラとはだいぶ印象が違う。ずいぶんと若く見えるが、未成年じゃないだろうな。

 その子は中身に目もくれずにウォッカのショット・グラスを手にして、少し早口にまくしたてた。


「少しの間、一緒に飲んでてもらえませんか!」


 緊張からか、お酒のせいか、頬を紅潮させて上目遣いにされると妙な庇護欲が湧いてくる。


「おっさんでよければ? 何かあった?」


 その言葉に、あからさまにほっとして、彼女はカウンターの隅の席までついてきて隣に腰掛けた。


「私、こういうパーティ初めてで……ちょっと、苦手な人にずっと話しかけられてて……」

「なるほど」


 彼女のちらりと見た視線を追うと、いかにも押しの強そうなゾンビわかものがこちらを伺っていた。


「カミラさんが、吸血鬼さんならうまくやってくれるからって」


 あんにゃろ。


「……まぁ、上手くやれるかはわからんけど、好きなだけいていいよ。友達は?」

「それが、途中でいなくなっちゃって……」


 カミラに頼ろうとしたら、お楽しみ中でこっちに振られたってわけか。


「それ、飲むの?」


 彼女はきょとんとして、グラスに顔を近づけると反射的にのけ反った。


「べ、別のに、しようか、な」


 お酒がそれほど強くないんだろう。あわあわする姿が小動物っぽくて見てて飽きない。喉の奥で笑いながら、俺はマントを外して袖を捲りながらカウンターの中に入り込んだ。店員に了承を取って、丁寧に手を洗うと、彼女の前のショットグラスを頂戴する。彼女の興味深そうな顔ににっと笑って見せて、トール・グラスに氷を詰め、ライムを半分絞り入れる。ショット・グラスのウォッカも入れてしまって後はジンジャーエールを注ぐだけ。軽くステアしたマドラーもつけて彼女の前に差し出した。


「モスコミュールなら、飲めるだろ? 薄めに作ってあるから、ゆっくりどうぞ」

「手際いいですね! そういうお仕事ですか?」


 少し尊敬の色を付けて見られて、久々に気分がいい、気がする。大したことなんかやっちゃあいないっていうのに。席に戻る俺を黒い瞳が追いかけてきた。


「昔ね。今はダメ人間をやってる」

「ダメ人間って……」


 ころころと笑う彼女はグラスに口を付けて美味しい! とまた目をキラキラさせた。


「あ、私ナナミっていいます。ナナってみんな呼ぶので、そう呼んでください」

「ナナちゃんね。俺はイェジィ。呼び難かったらユレックでも、おっさんでも好きに呼んでくれ」

「ゆーじぃ? あれ? い、いえ?」

「イェジィ」

「いぇじー」


 真剣に発音しようと眉間に皺を寄せるナナが可笑しくて、うっかり吹き出した。


「え? 違いました?」

「いや、ダイジョブダイジョブ」


 声を聞きとろうと体を寄せる彼女から、ふわりといい匂いがした。


「……美味しそう」

「え!?」


 ぽろりと零れた言葉を、彼女は拾い上げてしまったらしい。しまった。失言だ。


「あー……いや……」

「匂いますか?! シャワー浴びてきたんだけど、バイト先で染みついちゃうのか、よく言われるんですよね」

「……どこで、バイトを?」

「はちみつ通りの『魔女の帽子』っていうパン屋です。美味しいですよ。今度来てください」


 そうだね。なんて当たり障りのない相槌をうって、カミラを目で探す。あいつ、間違いなくこの娘を狙ってる。同意の上なら、他人がどうこういう問題でもないが……


「ナナちゃんってちゃんと成人してる?」


 心もち声を落としてそう聞くと、彼女は一瞬左右に目を泳がせた。


「し、してます」

「ふぅん?」

「してますよ! こっちでは十八歳で成人ですよね?! 十九歳ですから、大丈夫です!」


 意地悪してもう少しつついてみたら、彼女の母国では二十歳から成人なので、若干後ろめたさがあるようだった。年齢は本当に偽ってないらしい。


「ここの飾り付けも、日本の百均で売ってるものを友達に送ってもらったりして用意したんですよ。カミラさんも可愛いって喜んでくれて」

「カミラとはどこで?」

「大学で……あれ? だれの紹介だったかな? ヤンに絡まれてるのを助けてもらったんだったかな」


 どこにでも潜り込んでるな。

 呆れていると、手元がふっと翳った。


「おい。ナナ。そんなオヤジに掴まってないで、戻ってこいよ」


 あからさまにナナの顔が曇った。


「おっさんはもう帰るってよ。なぁ?」


 俺に頷けと目で威圧をかけて、ゾンビの手はナナの腕を掴もうとする。


「ああ。帰るとこさ」


 ゾンビの手を振り払ったナナが哀願するような目で俺を見た。ゾンビは振り払われたのに、にやにやと笑っている。

 俺は立ち上がってマントを羽織ると、ナナの腰に手を当てて椅子から降りるよう促した。


「この娘が飲みすぎて気分悪いって言うから、送ってくとこだよ。邪魔したな。いい夜を」


 カウンターに先程の礼も兼ねて多めに札を置く俺を、ゾンビはぽかんと見つめていた。ナナが残るというそぶりを見せたら置いて行くつもりだったが、彼女は俺が金を出している間に荷物を取りに行き、そのまま黙って一緒に店を出てしまった。


「……戻ってもいいんだぞ。まだ宵の口だ」

「いえ。もう今日はいいです」


 さっぱりとした顔で言い切るので、それ以上は俺も何も言えない。ともかくタクシーでも拾ってやろうと、大通りの方へ足を向けたら、後方で乱暴にドアの開く音がした。


「――ちょっと待て! この、エロジジィ!」


 近づく足音は真直ぐ突っ込んでくる。やれやれ。

 俺はナナから少し離れると、繰り出された拳をひょいと避けてその足を軽く払ってやった。無様に転がったゾンビの肩を抱くようにして助け起こすと、しっかりと目を合わせて・・・・・・言い聞かせる。


「大丈夫か? 酔っちまったかな? 俺は彼女を送っていくだけだ。若い娘はおっさんに興味なんてないさ。しつこい男は嫌われるぞ? 気を付けるんだな」

「……興味、ない……気を、つけます」


 ぼんやりと遠くを見るような表情でゾンビはふらふらと立ち上がり、店へと戻って行った。軽い暗示だから、そのうち解けるだろう。


「あ、ああ、あの。今、何が……何を……?」


 びっくり顔でゾンビの背中と俺を交互に見て、ナナがおろおろしてる。


「べつに? オハナシアイで解決しただけさ。さあ、タクシーを探そう」


 無意識に煙草を探して、どこにもないことに顔を顰めた。無駄に急かされて財布以外持ってねぇじゃねぇか。


 大通りに出ると早速一台のタクシーが目に入った。軽く駆け出して進行方向に飛び出し無理矢理止める。この格好じゃ無視されるのがオチだからな。渋い顔の運ちゃんに乗るのは女の子だと告げて金を握らせる。

 後ろドアを開けたままナナが追いつくのを待っていると、彼女は石畳の窪みに足を取られたのか、目の前で前のめりに軽くこけてしまった。手をつくくらいだったので大丈夫だとは思うが……


「大丈夫か?」

「は……はい。やだなー。もう」


 赤い顔で手を払うと、彼女は少し顔を顰めた。

 ぷんと甘い香りが漂ってくる。頭の芯がぐにゃりと形を無くしそうだった。やべぇ。

 ベストの胸ポケットからチーフを取り出し、彼女の掌の親指の付け根辺りにできた擦り傷をぐるぐると巻いて覆い隠す。それから無言で彼女をタクシーの後部座席に押し込んだ。


「住所は言えるな?」


 答えも聞かずにドアを閉め、あっけにとられながらこちらを見ている黒い瞳から逃げるように背を向けた。

 なんだあれ。凶悪だ。久しぶりだからなんて甘いもんじゃない。血の匂いなら薄暗い路地裏からいくらでも漂ってくる。そんなものに振り回されない程度には自制を保ってきたのに……

 あんな掠り傷で。


 ぶんぶんと頭を振り、家路を急ぐ。酒と煙草が恋しかったが、この格好でその辺のパブに入る気力は無かった。


 △▼△ ▼△▼ △▼△ ▼△▼


 ジャ、と重たいカーテンの開く音がした。

 差し込む光が刺さる。小さく呻いて掛布団を頭の上まで引き上げると、その布団まで引っ剥がされた。

 寒……


「きゃ……!」


 布団が帰ってくる。おかえり。満足して包まって、ふと声の主に心当たりが無いことに気付いてしまった。カミラなら絶対に布団を返してくれたりはしない。

 鍵を閉め忘れた、なんてことはない筈だし……

 のっそりと振り向いて、その人物を確認する。


「ごごご……ごめんなさい。その、あなたを起こすなら、これが一番だって、カミラさんが……」


 背中を向けて、真っ赤な顔を両手で覆って俯いてしまっている黒髪の少女が見えた。

 ちょっと、待て。なんでナナがここに。カミラ? あんの、性悪女!


「……あー。すまん。ばっちぃもん見せちまったな。とりあえず……ちょっと出ててくれ」


 こくこくと頷いて、小走りで玄関に向かう背中を見送ると、俺は着替えながらカミラに電話した。


「なんで人ん教えた挙句、鍵まで開けてくんだよ!」

『何よ、感謝しなさいよね。あんたってばいっつもそう! ぐうたらなのに、美味しいとこだけ持ってくんだから!』

「意味わかんねぇわ」

『そういうとこがムカつくのよ! せいぜい振り回されるがいいわ!』


 ぶつりと一方的に通話を切られる。くそ女!

 スマホをベッドの上に投げ捨てて――床にじゃない辺り、自分の小心さに呆れる――ナナを迎え入れに玄関に向かう。

 あ、いや、そのまま玄関で用事を済ませてもらった方がいいのか。


「お待たせ。何か用事? カミラに押し付けてくれればよかったのに」


 彼女は少し複雑そうな顔をして、小さな紙袋を差し出した。


「自分で持っていけって。少しですが血で汚れてしまったので、同じようなのを探したんです」


 中身はチーフのようだった。わざわざ買ったのか。


「別によかったのに。ありがとう」


 汚れたままの方がよかったのに、と思ったのはナイショにしておく。


「――よくわからないんですけど、ヤンも最近おとなしくて。あの時言ってくれたからですよね? えぇっと、あと、タクシー代も……お礼に、というか、コーヒーでも……」

「今何時?」

「え? 三時くらいです」


 断れ。面倒の予感がする。

 そう思ってたはずなのに、口からは違う言葉が出た。


「――一時間くらいなら、付き合える」


 用事なんてない。夜まで寝こけてるはずだった。わざわざ光の中へ出て行くなんて。

 頭の中の悪態は、いそいそと煙草とスマホと財布を持ちだす自分自身に間断なく浴びせられていた。


 パーカーを被って俯いて歩く怪しいおっさんと一緒なんて、彼女が可哀相なだけだ。やめとけ。やめとけって。まだ間に合う。ほら。言えよ。言えってば。イェジィ! この、ダメ吸血鬼にんげん




 ♰♰♰ ♰♰♰ ♰♰♰ ♰♰♰ ♰♰♰ ♰♰♰


※診断メーカー「ハロウィンで変身しちゃったー」の結果より。


ながるは『おっさんなコウモリ』に変身☆ 好きなお菓子はアイス。吸血鬼と仲が悪い。決め台詞は「お菓子をくれなきゃ君の秘密を暴露するぞ!」

https://shindanmaker.com/285262


タイトルは「coffee」(コーヒー)と「coffin」(お墓)がかかってるんですね。言葉遊びらしいです。

「お茶の時間よ」と「お墓の時間よ」ハロウィンらしいかな、と。


あと一応。イェジィは背中を向けていたので、ナナはお尻しか見てませんw

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