この作品は個人的に『なろう』の持ち味そのものだと思う

『小説家になろう』発祥のこの作品は、なろうがまだ普通の趣味で小説を書いて楽しむ創成期から存在する古き善きなろう小説だと思う。

『銀河英雄伝説』で『貴族』という概念(悪い意味で)を知った私に新しい貴族のイメージを与えてくれたのがこの作品だった。

面倒臭くて自由もあまり無い、柵(しがらみ)だらけでついでに貴族のテンプレイメージみたいにそんなにお金持ちでも無い(出費の嵩み具合が激し過ぎて)

この作品は『貴族の面倒臭くさ』を楽しむ為にあると思う

どんな力も金銭も……貴族が貴族である限り決して貴族の柵からは逃れられないのだから

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