あとがき


 こんにちは、あるいははじめまして。永瀬鞠です。

 この小説はわたしの初めての中編でした、こんな文字数ですが。面倒くさがり屋なもので、今までぎりぎり短編しか書けなかったんです(ぎりぎりで短編ってなんだ)。

 香名と朝比は何人かの人の要素を組み合わせてできています。わたし自身もその要素の一人で、死にたいという感情が自分の中で初めてはっきりと現れたころに、この物語を思いつきました。今しか書けない話だと思ったので、ある程度長い時間の流れを書く必要があるこのお話を、それでも書こうと思いました。

 が、案の定、途中で書けなくなりました。中編なんてわたしにはやっぱり無理!と筆を投げ出したころ、好きな人に希死念慮があったことを知りました。そのときに、やっぱり書きたい、書かなきゃと思い、その思いに突き動かされて書き切りました。

 タイトルは香名と朝比に向けて、いいことがあるといいねという気持ちでつけました。軽いです。でも軽いくらいがきっとこのふたりには合っていると思いました。愛はこめました。

 それでは長くなりましたが、ここまで読んでくださりありがとうございました。またお会いできると嬉しいです。


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グッドラック 永瀬鞠 @nm196

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