化け物バックパッカー、3つの質問に答えていきます【2】

オロボ46

3つの質問

Q1 小説を書く時には何か書くための準備をしてから始めますか? それとも特に何も考えずに目の前に原稿を開いてから考えますか?


 『化け物バックパッカー』は短編シリーズですので、まずはある程度の初期構想を「設定」という下書きに書いておきます。

 ただし、これはあくまで初期構造ですので、途中で脱線しても気にせず進めます。




Q2 自分にとって、読んだり書いたりしてる中で、「楽しい」「気持ちがいい」と思うシーンや教えてください。


 やはり、キャラクターの設定を掘り下げる場面が一番楽しいですね。

 また、地の文でうまい具合に表現できた時も気持ちいいです。




Q3 自分の作品の中で、「これは格好いい文だ!」と自慢したくなるような一節を教えてください。なぜお気に入りかを語ってください!(テーマにする文は地の文でも台詞でもいいです)


「そんなの、偶然に決まっているよお。仕事で見慣れている肉を食べることができない、ベジタリアンなあたしは野菜がないと食欲が落ちるんだからあ」


 これは、『変異体ハンターの女性はベジタリアンである』より、変異体ハンターの女性「晴海」のセリフです。

 詳しくはネタバレになるので言えませんが、とある敵の罠に引っかからなかった彼女に対して、相棒の「大森」が「……実際、わかってました?」という質問に対する答えです。

 ベジタリアンという設定はこのエピソードで初めて付けられましたが、そのベジタリアンである理由がこのセリフで説明されています。

 『化け物バックパッカー、変異体ハンターと出会う。』で描かれている晴海の過去を見ていると、かなり感情深くなります。しかし、このセリフを言っている時の晴海は、笑顔でした。


 今回の質問では、『化け物バックパッカー、大雨の結婚式に出席する。』や『化け物バックパッカー、化け物発明家と出会う。』の中の一節にしようか迷いましたが、やはり晴海のキャラクターがよく出ているこのセリフにしました。


 過去を背負いながらも、変異体を処理する者としての晴海のサバサバとした性格、そして生き様の一片を垣間見ることのできるセリフだと、筆者は自画自賛しています。




化け物バックパッカー、変異体ハンターと出会う。(残酷表現あり)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054895529215

※先にこちらを見るとより楽しめます。


変異体ハンターの女性はベジタリアンである。(残酷・暴力表現あり)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054897290417

※Q3で紹介した作品のセリフが出てくるエピソードです。

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