よく焦げたブラック企業(140字小説)

塩塩塩

よく焦げたブラック企業

社員は半狂乱で会社に火をつけ走って退社した。

部長が慣れた手付きで火を消した「皆退社時に放火するのです」

5分後に社員が戻ってくると、諦めて会社に入った。

部長は言った「放火犯は必ず現場に戻るのです。

これで弊社は一日23時間55分労働を実現しています」

部長の目の下はクマで真っ黒だった。

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