耽美。そして百合。

終始一貫して耽美な雰囲気に包まれています。
俗物から離れ、浮き世離れしたこの物語からは静謐さすら感じます。

硝子細工のような繊細な文章は、少女の柔らかい髪の質感から、人形教室のたおやかなハーブティーの薫りまで、すべてが繊細で透き通った印象を受けます。
二人の人形あそびはまだまだ始まったばかり。
今後も期待の一作です。