概要
いじめられっ子を助けるのは常に強いヒーローじゃない。
私、水谷 華菜(みずたに かな)は昔、虐められていた。
多分些細な理由で始まった虐めだったんだけど何故標的になったのかはもう覚えていない。
今は高校生になり地元から引っ越して新しく学生生活を送っていた。少しおしゃれというものを覚え、目立たない程度に髪を茶色に染めて好きでも無い流行の話に同調しとけば円満に学生生活が送れた。
そんな窮屈な学生生活に嫌気が刺し、高校2年になって数か月、支障が無い程度に友人を作りグループが決まった辺りで虐めが発生した。
ターゲットは私ではなく小野坂 小春(おのざか こはる)という可憐な少女だった。
どこでも起きる醜く浅ましい裁かれるべき行為に虫唾が走るものの中学時代を思いだしたを私はただ傍観するだけで救いの手を差し伸べることは決してしなかった
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