●長編12「アッサラーム! アライくん」200406~200607(9.77万字)

 →210126(10.11万字)


 お久しゅうッ!! 公募四作目は、わたし的には会心の作と思っております本作品です。一次落ちだったですがねッ!!(おちついて


 「アッサラームアライくん」というひとネタが頭にあるだけの状態から書き紡ぎまして、まあ良く書いたな書けたな、という感じです。しかして無から有を構築していく作業というのはいちばん楽しく面白い時でもありますので、本作もそれに違わず楽しみつつ書き上げることが出来ましたぞ!!


 「1985年」にこだわったのは、作者も実体験として記憶があるということが大きく、当時のことを調べていくうちに、ああこういうこともあったな、と想起させられるところが非常に多かったという点につきます。


 つくば万博、コカ・コーラ風味ロゴ一新、バックトゥザフューチャー一作目封切り、スーパーマリオブラザーズ等々……色々あった時代でしたな……そして「アライくん」の世界は2025年と、実はまだ未来なのです。この年に万博が予定されていることから、また1985年からちょうど40年後ということで選びました。


 主人公はもう突飛で破天荒がいいだろうと思って、謎の方言、ダックテールリーゼントに85年に流行ったファッションを身に着けた傍若無人な人柄が出来上がりました。もちろん作者に操れるはずもなく、語り部としてのジローの存在は冒頭時点で既に必須でしたな!! よく私に似ていると言われますが、私はもっとこう、アレですな!! アレがああなってそうなのですな!!


 オマーンとのハーフという設定も、最初は何か面白そうな響きだなと思って(失礼ェ…)設定したのですが、公用語のアラビア語でスバル=スライヤというのを見つけ、やったと思った記憶があります。スライヤはジライヤとかに似て男性の名前っぽいですが、女性名なのですな。その設定は終盤までどうするか迷っておりましたが、結果そうして良かったかと思います。


 さらにヒロインとして三ツ輪梓杏シアンという正統派美少女を対比的に考えたのですが、添え物として出したその弟ら、真然汰マゼンタ伊右衛朗イエロウもそこそこの仕事をしてくれたように感じています。本当、行き当たりばったりで書いていたのですが、よくキャラ達が立ち回ってくれたなと。


 そして十万文字、二か月という制限があったのが、割と緊張感を与えてくれて良かったなと今にしては思います。いや二か月で書いてたのか……ようやったな。必死になって考えるのは大変ですが、その時にしか出せないアイデアとか筆致というのは確かにありますからな!! そういったところを今後も大事にしていけたらと思い、日々書き紡ぎ続けますぞ!!


 ともかく、自作で推せるこの作品。青春、そいつの全てを置いてきた……(それほど?


 読んでいただきたいッ!!(直球ぅーっ


 アッサラーム! アライくん

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054895168183


 gaction創作論33:「前回公募の講評を公開するとか言ってましたが、転載禁止だそうで自重致しますッ!! 読者に寄り添えと毎回言われますが、そうしたらもう私が書く必然性が無くなってしまうのでおもねりませぇんッ!!(ソユトコー♪) まあ自分が書きたいものを書くのがいちばんです!!(平凡なこと言った)」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

《新世紀》gaction9969伝―愛と創作の1666日― gaction9969 @gaction9969

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ