第56話 レヴェル対バブル 1

「「俺は勝てるじゃねぇぇぇ!!」」

「まぁまぁ……で、パブロさんはなぜ俺に蹴りを?」

「あっ、……お前が色々と言うから忘れてたじゃねぇか……」

「……てめぇ人様に責任を」

「ほら、お前らもうミーティングの時間だ。監督が呼んでるから早く来い」

「最後まで言わせ……じゃあ、早く行って監督にセクハラ受けたこと言うか」

「「それはやめろ!!」」

「あーまぁ、言わないけどさ。パブロ3年後頼むわ」

「……お前も大概だよな」

「その頃俺がどうなってるか分かんねぇけど男と男の約束だ。分かった」

こうして俺はパブロと男の約束をした後、すぐに監督のところへ向かう。するとそこには少しピリピリした顔つきの選手陣と監督……。

「パブロ、遅いぞ」

「すいません、少し赤井が駄々をこねまして」

「こねて……すいません、送れました」

監督は俺たちに呆れたようにため息をついて話し始める。

「よし、じゃあ全員揃ったし試合の作戦の確認をするぞ。まずは徹底したカリムへのマークだ。これにはモッブとラファエルがついて、他の守備陣は全体的に。攻め方については赤井、パブロ、ナルダ、ターロスの4人を軸にして頼む。ナルダに関しては前線と守りを行ったり来たりして貰わないといけないが体力の続く限りやってくれ。よし、今回の試合で前半戦の折返しだ。ここで勝てれば開幕13連勝。まぁ、オリンピアとバブルとは勝ち点が3しか離れてないがここで勝てばそれを6、勝利2回分にする事が出来る。気合を入れていくぞ」

「「おおっ!!」」

監督からの喝を入れられ選手全員の気持ちが高まる。俺自身もいつも以上の活躍をできるようにと自分を鼓舞し、緊張が高まる。

「よし、オーダーは昨日話した通りセンターフォワード(CF)に赤井とパブロ。オフェンスミッドフィルダー(OMF)にターロス。センターミッドフィルダー(CMF)にナルダ、モッブ。ディフェンス(DF)にラファエル、ピー、ゴルジュ。キーパーはハマー。これで行くからよろしく頼む。何が起こるか分からないからベンチもしっかり頼むぞ。じゃあ、行って来い!!」

「Yeah!!」


『では、只今よりスペインリーグ第13節レヴェル対バブルの試合をお送りしたいと思います。実況は私、高梨と元日本代表浅沼でお送りしていきます。浅沼さん、レヴェルとバブル調子の良い2チームの対決どう思いますか?』

『やはり、両チームどれだけ点を入れるかに注目したいですよね。若きレヴェルのエース赤井のドリブル劇、ベテランのカリムを筆頭としたバブルの連携プレーどちらも目が離せないです』

『浅沼さんはどのくらいの点数で決するとお思いですか?』

『そうですね……やはり同じ日本人の赤井がハットトリックを決めて3対2でレヴェルに勝ってほしいですかね』

『そうですね。この頃アシストに回っている赤井ですがスペインリーグのゴールランキングトップの実力を見せてもらいたいですね』

……………………………………………

出来るだけ早く2を出すのでお待ちを……そして、3週間も空けてすいません。やはり新生活慣れん。

また今度〜

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