ショートストーリー集です。最初から海の魔女まで読んだのでレビューです。
結論から言いますと、滅茶苦茶面白いです。
それぞれのストーリーが一話ごとで完結していて、どこからでも読めます。
短い中に起承転結がしっかり作られていて、空き時間にサクッと読めます。
さらに、名前も出てこないので、キャラクターも覚えなくて良い!
内容は一つ一つ教訓になりそうなものだったり、小さな感動があったり、ロマンスがあったりと、それぞれ満足感があり見ていて飽きません。
全ての人にお勧めできる、とても綺麗で可愛いショートストーリーです!
是非皆さん、どれでも良いので一話見てください!
まるで、大人向けの、ちょっとおしゃれな童話集みたい。
一言でいうなら「エモい」とでもいうのでしょうか。
本作を読んで、真っ先にそう思いました。
本作は「むかしむかしあるところに」から始まる、魔女たちについて語られる短編集です。
予想外の魔法を使う魔女だったり、
一見「なんでこんな呼び名なの?」と不思議に思う魔女だったり、
ほっこりする魔法を使う魔女もいれば、
不安定で不気味な魔女もいて。
色々な世界観を楽しめると思います。
ちなみに私は、「細雪の魔女」「時計の魔女」のお話が好きです。
「濡衣の魔女」「夕闇の魔女」「不文律の魔女」も印象深かったです。
一話完結なので、まずは気になった魔女の物語を覗いてみるのもいいかもしれませんね。
そして、本作を読んだ方と、こんなお話をしてみたくなりました。
「あなたのお気に入りの魔女のお話は、なんですか?」と。