吹き替えられる男(140字小説)
塩塩塩
吹き替えられる男
男は客の服装を褒めていたが違和感があった。
口の動きと言葉があっていないのだ。
男がそっと渡してきたメモに、こう書かれていた。
『これは私の言葉ではない。誰かが私の吹き替えをしている。助けてくれ』
私は男に言った「誰も本心など話していない。本音と建前があるのが社会性なのだ。
お前は正常だ」
吹き替えられる男(140字小説) 塩塩塩 @s-d-i-t
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