概要
どうしてもかなわない相手。追い掛けても無駄なのに。
岸上東は嫌な奴だ。“俺”とは親しい仲だが、あいつにはどうしても勝てない。ほんのちょっとの差なんだが越えられないのだ。プライドを傷付けられようが、女をとられようが、利用価値があるので耐えてきた。だが、そんな俺でも看過できないことが起きた。責任を取るつもりが岸上にないのなら、相応の罰を受けるのが筋である。“俺”はシンプルな計画を立て、岸上殺害を果たすべく、奴の部屋のあるマンションにやって来た。が、目的達成直前に思わぬ事態に陥る。
拙い作品を読んでくださり、ありがとうございます。声なき感想・批評も含め、創作の糧にしていきます。
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