特攻暴走族勇者はドラゴンバイクで異世界を駆け回る!!

こやかず

第1話 嵐の暴龍帝門団

あの夏の日の広場でバイクのエンジン音が

響いていた。


「行くぞ姉貴、翔太。」


「ああ、鼉竜(だりゅう)。」


「兄貴!!」


「頑張ってお兄ちゃん。

そして翔太君、お姉ちゃん。」


来山(らいざん)家率いる特攻隊暴走族

『暴龍帝門団(ぼうりゅうていもんだい)』

を相手にするのは

沢山の組が杯を結んだ

だいたい500人くらいのヤクザ。

そしてそのヤクザ達はバイクをブンブンと

大きな音でエンジン音をたてていた。


「おい!!!!てめぇーら!!!!!!!!!!!!

4人でわしらを相手にしちょっとか!?」


「いやっ!!!!こっちは4000だ!!!!!!!!!!!!」


赤い髪のリーゼント

そして真っ白だけど少し汚れが着いている

特攻服を着こなした来山家の長男

『来山 鼉竜(らいざん だりゅう)』

は漆黒のドラゴンバイクのシートの上で

胡座をかき腕を組んでいた。

頭に『芋ちゃんラブ』と書いてある

ハチマキをしている。

ドラゴンバイクのドラゴンの大きな牙が

ヤクザ達に向いて今にでも噛みつきそう。


「あたいらは2人は1人で1000人分

そして鼉竜は2000人分だぁぁぁぁ!!!!!!」


金髪ポニーテールで頭に無印の赤いハチマキを

している。

胸にはサラシを巻いている。

鼉竜と同じような感じの特攻服を着ている。

ザ・シンプルな感じの赤いバイクに

乗っている。

鼉竜の姉で名前を

『来山 愛娘(らいざん まなむ)』という。


「この俺らの金属バットで

脳天勝ち割られたくなかったら

ワレェさっさと逃げえーや!!!!!!!!!!!!」


黒髪のザ・普通みたいな見た目の男

『来山 麗衣歩(らいざん れいあ)』は

来山家に拾われた子で鼉竜の義弟。

親に暴力を振るわれ児童養護施設では

他の子供に虐められていた時に鼉竜の今は亡き

父親に助けられ鼉竜の義弟になった。

黒いハチマキをしている。

ポケットバイクという

ポケットサイズにしまえるバイクを

持っているが鼉竜の後ろのシートに

またがっている。


「3人共ーー!!!!!!頑張れ!!!!!!!!!!!!」


最後に暴龍帝龍門団のヒロインにして

鼉竜の最可愛妹 その名を

『来山 芋(らいじん いも)』という。

鼉竜達の最高応援団。

ピンク髪で服は完全に普通。

麗衣歩と同じくポケットバイクを持っている

派手なピンク色のを。

頭には『鼉竜 愛娘 麗衣歩 がんばれ』と

書いてあるハチマキを巻いていた。


「てめぇーら!!!!!!芋が応援してくれてんだー

死なねぇーで勝ってくるぞ!!!!!!」


「うおっしゃーーーー!!!!!!!!!!!!」


「行くぜ兄貴!!!!!!!!!!!!」


暴龍帝龍門団のバイクが発信するのと同時に

ヤクザ達が乗っているバイクや車が

全速力で向かってきた。


「麗衣歩!!!!運転頼む!!!!!!

俺のバットの力なめんなぁーー!!!!!!」


「兄貴こっちっす!!!!!!」


鼉竜はヤクザの車に飛び乗り

天井をバットで吹き飛ばし

グラサンをしたヤクザの頭を吹っ飛ばした。

そして麗衣歩がバイクを鼉竜が落ちるところに

廻してきた。


「あたいも頑張らないと!!

応援頼む!!!!芋ちゃん!!!!!!!!!!!!」


「はいっ!!!!!!」


「おりゃあああああああ!!!!!!!!!!!!」


ちなみに愛娘は「来女(らいおん)」という

異名を持っている。

そして愛娘はバットで車の進む方向を変えて

車と車をぶつけさせていた。


「やり!!!!!!」


「さすが『来女』ですね。」


「だろっ!!!!!!」


そして自分のバイクに戻ってきた。

この戦いはヤクザ界、特攻隊暴走族界では

『来ザの戦い』として知れ渡った。


「皆のもん!!!!!!車じゃ逆効果や!!!!!!

車から降り!!!!!!」


「バカが車の方が安全だったものを。

オラオラ!!!!

はよ逃げんと頭吹き飛ばされるぞ!!!!!!」


「ヒーー!!!!!!」


「行け!!!!俺のドラゴンバイク!!!!!!!!!!!!

あいつらに突っ込め!!!!!!」


鼉竜は自分が取り付けたターボエンジンを

ONにした。

そしたらボンッ!!!!と大きな音をたて

真正面とその付近にいたヤクザが戦闘不能に

なり車に大きな穴が空いていた。


「ひぇーこれ使うの初めてだけどすげぇな。」


「やべぇ撤退だ!!!!!!」「逃げろ逃げろ!!!!!!」

「1000人じゃこいつらは倒せん!!!!!!」


そしてヤクザ共は撤退をして

広場がまるで何事も無かったかのように

静まりかえっていた。


「フーイヤッホー!!!!!!

今日も飛ばして帰るぜぇ!!!!!!」


そして4人は高速道路で時速1200キロで

走行していた。


「あれ?目に水?」


「うわああああ!!!!!!!!!!!!」


「なんだ?なんだ?」


「森?さっきまで高速道路にいたはずでは?」


高速道路を走っていた4人は見知らぬ

森の中に入っていた。


「何なんだ?ここは?」






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