絶望の先に見えた一筋の光は、心に温かな灯をともす。
- ★★★ Excellent!!!
北国の氷に閉ざされた河の道。
そこで心中を選んだ若者がいた。
生き残ってしまった彼は、苦悩しながらも一年ごとにその地を訪れ彼女の冥福を祈る。
そこで出会った少女も、彼と同じ苦しみをいだき、生きることに絶望していた。
生と死。
絶望と希望。
偶然出会った二人が、ひとつの約束を交わすことで生きる希望を見出す。
美しくも寂しい北国の情景描写。
苦しくて辛い心理描写。
静な情景の中、ラストシーンに心が救われる想いがします。