第3話 え、私って?
仮説 : 寝て、トリップしたなら、寝て、元の世界に戻るのではないか。
と思って、一階に降りて、探検したあとベッドに再び入ったのですが。
なかなか寝れない!
今何時かとベッドに置いてある時計を見ると9:30AM!!
これって、午前9時半って意味だよね?寝すぎじゃない??
と思っていたら誰かが起きてきた音がした。
もしかしたら何か聞けるかも!どうして私はここにきたのか、とか!
私は急いでベッドを降りて、ドアを開けた。
『
!?!??!?!
なな、
「何??」
『
「あの、日本語でしゃべってくれますか?」
『
も、もしかしてこの人、外国語しか喋れない?
つまり外人さん?!
「あ、あ、あ、そ、ソーリー!シーユー!」
私は自分(?)の部屋に駆け込んで、ドアを閉めた。
一体どうなってるの? 私が英語喋れないの知ってて、誰かが私をここに送り込んだのかな?
待って、落ち着け、私には翻訳機能が付いている!
出でよ、翻訳機能!!
........
..........
出でよ、翻訳機能!! 出てこい、出てこい!
.........
え?
空中画面が出てこないし、機能しない??
まさか。
過去にタイムスリップした人の話では、未来から来た者でも、過去では空中画面は使えないってことだったけど...
でもでもでも!
私が何もしないのに過去にタイムスリップするわけ....
あるのかな
あるのかも
タイム
スリップ
したのかも。
もう戻れないのかな。
何かが私の中でこみ上げてきた。
孤独感
寂しさ
ホームシック
怒り
戸惑い
怯え
焦燥
不安
後悔
諦念
空虚
絶望
なんなのかはわからないけど。
今になって、苦しくなった。私はどうなる? 誰が私をここに連れてきた? 誰ともコミュニケーション取れなかったらどうしよう。私は....
?!?!
私は、ハッとした。
なぜなら自分の顔を被おうとしていた手......私であるはずの手が、見慣れたものではなかったからだ。
なんとなく私のよりも褐色な感じ......。
ふと気付いた。髪の毛も違う!
私こんなくせっ毛じゃなかったし、こんなに茶色じゃない!
もしかして、
私
転生したあ?!?!?!?
いや、私死んでないし!!
寝ている間に死んじゃった?
生徒が死ぬまでトレーニングさせる先生、ひどくない?!?!?!
いや、流石にない。
私は
死んでないよ!!!!!!!!!!!!!!
じゃあなんだろう。
ああ、そうか、もしかしたら。
私はどうしてアメリカにいる? 月夜公 @tukuyonokimi
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