余韻エアプレイン(140字小説)
塩塩塩
余韻エアプレイン
男は目をつむり、椅子に腰掛けた形で宙に浮いていた。
「先週飛行機に乗ったので、余韻でまだ空を飛べるのですよ」男は目を閉じたまま言った。
すると男は空中で暴れだした「これは反抗期の余韻です」
その後、受験失敗や失恋の余韻が入り混じり、男はうなされていた。
空はそういう人間で溢れているのだ。
余韻エアプレイン(140字小説) 塩塩塩 @s-d-i-t
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