ロヲド　最南端基地奮闘記　編

　そこにいる軍人たちは、「掃き溜め」「爪弾き」「墓場」などの揶揄に腐ることなく、日々、釣り、日光浴などの訓練業務をこなし、時には市のイベントや、清掃という大事な任務を遂行していた。
　が、やることもなくなり、やることを考えるのさえ面倒臭くなり、考え倦ねていた。
　そんな折、怪物による襲撃事件が起きたのだった――。

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　かつて、地中より発掘された化石。それは神話に登場する神の全身骨格だった。その骨格を基に、巨大兵器ロヲドが開発され、科学技術の進歩とともに、第一世代から現行の第五世代へと進化を遂げていた。
　神を模造したロヲド。それを駆る者たちはプレイアと呼ばれ、神話の中で巫女が祈りによって神を操…続きを読む