第2話

その後、なにも会話を交わさず家まで歩いた。


そして、大きな声で「ただいまー」と

いつもの様に、叫んだ。


返事がない…。


お母さんーて走って、かけつけたら

お父さんが寝ていた。


お父さんの、顔には、白い布がかぶせられて

いた。

私には、理解がまだできていない。


呆然とした。お母さんは泣いていた。

私は、お母さんに、泣きながら抱き抱えられた。


お母さんは、「ごめんね」と言って泣き叫んだ。


それを、見た私は、何故かお母さんが泣いているのを見て、泣き叫んだ。


「なんでお母さん泣いているの?お父さんどおしたの?」て大声をあげた。


私には、まだ理解ができていなかった。


その後、すぐに、お父さんの両親、お父さんの妹がきた。

みんなお父さんの身体を揺する。


「なんで寝ているの?起きて」と


私は呆然とするしかなかった。

なにが起きているのかもわからなかった。


その時、お母さんは、目に涙を浮かべながら、「お父さんは天国に行ったんだよ」と言った。


私は、その時、思った。

「もお、お父さんに会えないんだ」と。


それから、私の人生は、大きく変わった。

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私だけが止まって見える世界 桜杏 @saki0211

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