白い花の席

鳥の音

白い花の席

僕は何処にでもいる男子高校生だ。

だからその日の朝も、いつもと同じ時間を過ごす。


ベッドから出て、朝ごはんを食べて、身嗜みを整えたり、制服を着替えたりと言った準備を終えたら、いつも通りに登校する。


同じく登校中の学生とか、会社へ向かうサラリーマンとか、眩しい太陽とか、青い空とかを意味もなく眺めながら、僕もまた、そう言った景色の一部として、いつも通りの時間に教室へ辿り着く。


でもその日はいつもと少しだけ違った。

僕が何時も使っている、僕の席の机の上に、真っ白な花が一輪、生けてあった。


「ああ、そうだった.....僕はもう......」

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白い花の席 鳥の音 @Noizu0

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