偏愛♥️書庫案内リターンズ

旦那様の口づけには、秘密がある（カクヨム）

【旦那様の口づけには、秘密がある】／武州青嵐（さくら青嵐）様

https://kakuyomu.jp/works/16816452218952803982

掲載サイト・カクヨム

10.3万文字、完結

　海外との貿易業が盛んになり、上流階級の女性もパーティでは着物ではなくドレスを纏うようになった文明開化後の時代が舞台。

　以下は私が武州青嵐様に宛てたレビューより。

　〈心〉が綺麗であった女性が、居場所を決め、家族を得る、その過程で彼女と繋がる様々な縁はそれまで狭く暗かった彼女の世界を広く明るくし、やがて彼女の優しさと心の美しさが嫁ぎ先のとある因縁をほどいてゆきます。

さてさて嫁入り先のこのお屋敷

心の汚い人は鬼は外されちゃいますよ

だってそれは……〈いるから〉ね？

◇◇◇

▼個人的な見どころポイント

＊旦那様の不器用レベル

★★★★☆

　主人公の志乃（しの）ちゃんが嫁いだお相手の慶一郎様がなんとまあ、口下手で不器用で一見すると気難しそう。

けれど慶一郎様の心の声を知る読者からすればすべてが微笑ましい(笑)

　慶一郎様、志乃ちゃんに初対面で無許可に○○してくるんですよ。

しょ　た　い　め　ん

む　きょ　か。

やだもう慶一郎様の破廉恥はれんちハレンチー！！！けど顔が良いから許すわ。

＊志乃ちゃんの心の透明度レベル

★★★★★

　彼女の心の海はそれこそ珊瑚もお魚も喜ぶレベルの透明度に満ちています。

レビューでも志乃ちゃんの心の綺麗さについて述べていますが、慶一郎様のお嫁さまが志乃ちゃんであったからこそ彼の一族が負う「哀しみ」を溶かすことができたのです。

　詳しくはお話のなかで✿

　そして作者様のもうひとつの物語

【和菓子屋千寿堂繁盛記　恋は甘い菓子のように】

https://kakuyomu.jp/works/1177354054896772816

　【旦那様の口づけには〜】と【和菓子屋千寿堂〜】このニ作、実は繋がりがあります。

私は【旦那様の口づけには〜】を先に読みましたが、【和菓子屋千寿堂〜】を先に読むと【旦那様の口づけには〜】がもっと楽しめたかもしれないなぁと、思ったりしました。

でもどちらから読んでもどちらも面白いのでそれで良し。

　【旦那様〜】を読むとパンケーキとプリンが食べたくなり、【和菓子屋千寿堂〜】を読むと柏餅やお団子が食べたくなりました🌸