鬼の御宿の嫁入り狐(アルファポリス)★書籍化
【鬼の御宿の嫁入り狐 ~捨てられた傷物乙女は、鬼の一家に愛される~】/梅野小吹様
掲載サイト・アルファポリス
13.2万文字、完結
2023年9月にアルファポリス文庫より書籍化
やってきました、私の推し作家、umekob.(梅野小吹)様!
下の方の〈西洋風な世界観のファンタジー、恋愛の書棚〉にある【ラクリマの恋人】、【瓶詰めのエメラルド】の作者さまでございます。
ラクリマからうめこぶワールドにどっぷりハマった私、他サイトだろうと新作を追いかけていて少し……?かなり?気持ちの悪いファンになりかけてますが、好きな作家はいくらでも好きでいいんじゃー!!!
ここでひっそり愛を叫ばせろおおおおおお!!!!
あ、だけど私も読みたいジャンルや読みたいと思える内容の作品しか読めないので、推し作家様の作品でもなんでも読む人ではないのよ。
でもきっとこういう読者の存在をうめこぶ様はご理解いただいている作家さんなのかな?と思っています。みんな読みたいものを読んでね☆の方だと勝手に思ってる。
今回は狐の嫁入りのお話です。
幼い頃、お腹に火傷を負った状態で鬼の里で倒れていた少女、
腹に傷ができたからこの妖狐は狐の一族に捨てられたのかと憐れむ琥珀の父、
あやかしの世界では傷物の女は遊郭にも売れず、嫁の貰い手もない。
そこで琥珀挙手!!「じゃあ俺が貰いますっ!!」
こうして琥珀の許嫁として縁は鬼の一家に育てられ、すくすくと成長していきます……が。
「どうして鬼の一族に妖狐が紛れている?」縁を名指しして囁かれる陰口。
どうして私は鬼じゃないの?妖狐の私はここにいたらいけないの?
年頃になるにつれて疎外感を感じるようになった縁の前に現れた、縁を花嫁と呼ぶ同族の青年。
鬼の世界と狐の世界と。
本当の醜い種族はだあれ?
少女の本当の居場所はどこにあるのでしょう?
◇◇◇
▼個人的な見どころポイント
*キャラの濃さ相変わらず良いなぁ✧レベル
★★★★★
もうね、キャラが皆良いのよ。狐の耳としっぽをふわふわさせたヒロイン、縁ちゃんは可愛いし、寝る時しっぽ抱えて寝るのっ!?やっば、カワイイ!!と私の心のギャルが大騒ぎしていた。
もふもふは正義。
見かけカタブツなヒーロー、琥珀くんはたぶんめっちゃ口下手。自由人の兄を見習って(見習い過ぎずに)もっと気楽に生きろと言いたくなる。君が抱えている苦悩に涙ほろり。
私も天かす好きよ。(何の話
そして私はうつけの兄様らぶ。えへへ、琥珀のお兄ちゃんは私の好みドストライクなキャラでした♡兄様のお膝乗せて欲しい……。
うめこぶ様はやっぱりいいキャラ作りますねぇ。鬼の一家は皆、愛が溢れてるよ。
一番わけがわからん謎キャラは、のほほんとご飯をもぐもぐさせながらお茶碗片手にシリアス真っ只中の戦闘シーンに駆り出されたあのお方……。よくこんな突飛なキャラを生み出すよね、しかも強キャラ。ヤッベェくらいにつおい、らしい。
*読み飛ばし厳禁!畳み掛けてくるラストスパート、夢中になって読んでいたら、あっという間に完走していましたレベル
★★★★★
うめこぶ様の作品を私は語れるほど数を読みこんできたわけではないから、まだ三作品を読んだ分際で何を分かった風なことを言っているんだとなるんだが、うめこぶ作品はラストに向けてちゃんと点と点が繋がって一本の線になるんですよ。
『ああ、そういうことだったのね、だからあの時のキャラの言動はああだったのか』と、点と点が線になる瞬間にストーンと心に落ちていってくれます。
ここが伏線だったのか……と読み直してわかる文字のトリック。倒れている縁を琥珀達が見つける序章の視点がヒーローの琥珀ではなく彼の父親視点で書かれていたことにも意味がありました。
小説って楽しいねぇ。私は読むのも書くのも一人称よりも三人称が好きですが、今回は存分に三人称の醍醐味を味わえました。
時間的な余裕の問題で一日に2〜3ページしか読めなかったりしたけれど、1ページの文字数がだいたい3000字〜6000字、一番多いページでは1ページ9000字台だったりするので、3000字を3ページ読んでも1万字は読んでいる計算だから満足感はありました。笑
13万字で全25話ですからね。1ページの文字量は多めですが、ほどほどに改行が入っていて読みやすいです。
縁の真実、琥珀の真実、絡み合う
うめこぶ様の仕掛けた長い永い夢物語。私はまんまと騙された。
あなたも絶対、騙される。
そしてもう一度、序章からじっくりと読み返したくなるでしょう♡
こちらはアルファポリスで行われている第6回キャラ文芸大賞のエントリー作品です。
私はアルファポリスのアカウント登録をしていないから読者投票の貢献ができないけれど、ここでひっそり受賞と書籍化を願います⁽⁽ଘ( ˊᵕˋ )ଓ⁾⁾
アクセス数もポイントに加算されるそうなので微々たるものだけど少しは貢献できているといいな……。
ほんと、受賞してほしいし書籍化してほしいな〜〜!!
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