なんで行きたくないのに異世界行かなくちゃなの?
@na-kun
第1話 俺の金は…女は…
「ガァァァァ」
滝のように垂れる猛獣のよだれ…
「や…やめ…やめてくれよ、なんで死ななきゃいけないんだよぉぉ。」
昨日
「金は腐るほどあるからじゃんじゃん飲んじゃってー」
今年で24歳の若手社長。
好きなものは金と女、ほしいものはない。
そんな腐った男は今日も夜の町で遊んでいる。「いやー飲んだ飲んだ、ってなんだあれ…」近寄ってみるとぐったり倒れているおじいさんがいた。
「きたないじじいがいる笑、邪魔なんだよっ」とおじいさんを蹴っ飛ばした俺、そこでおじいさんが小さな声で話した。「食べ物を…食べ物を分けてください、、」
顔が赤い俺がいった、「金がないやつはゴミだ、ゴミでも食っとけ笑」
ピカッッッ
「なんだこれ」慌てた俺は腕で目を隠した、すると誰かが言う…「お前はクズだな、一回その心を綺麗にしてこい。」その声のあとに
明るい光が暗くなった、まるで昔の自分のように
チュチュチュと鳴く小鳥、サァーと吹く風、さらさらと緩やかな川の音。
「ここはどこだ…」回りには生い茂った草、俺はすぐに悟った、ここでは金が使えないこと
「嘘だろ、なんでこんなところにいるんだよ、なんでだよよよよよ。」大きな声で叫んだ、そしたら、何かが寄ってくる、ガサガサと揺れる草から出てきたのはでかすぎる四足歩行の何かだった
「ガァァァァ」
滝のように流れてるよだれ
「や…やめ…やめてくれよ、なんで死ななきゃいけないんだよぉぉ」
焦る俺に何かが言う
「助けてほしいのか…」
誰が言っているのか、どこにいるのか考えようとしたが
なんで行きたくないのに異世界行かなくちゃなの? @na-kun
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